「乾杯 挨拶」でググるも… 日本OP覇者・岩崎亜久竜が青木功、中嶋常幸ら“レジェンド”を前にまさかの大失態!?

大会開幕を2日後に控えた8日、会場の東京ゴルフ倶楽部のレストランで「チャンピオンズディナー」が行われ、歴代チャンピオン17人が集結。23年大会覇者の岩崎亜久竜(いわさき・あぐり)が乾杯のスピーチを行った。

前年覇者が乾杯のあいさつをするのが恒例なのだが……

◆国内男子プロゴルフ メジャー第3戦

日本オープンゴルフ選手権 10月10~13日 東京ゴルフ倶楽部(埼玉県) 7251ヤード・パー70

 大会開幕を2日後に控えた8日、会場の東京ゴルフ倶楽部のレストランで「チャンピオンズディナー」が行われ、歴代チャンピオン17人が集結した。

前日会見に臨んだ岩崎亜久竜

前日会見に臨んだ岩崎亜久竜

 1959年大会覇者の陳清波、64年に東京ゴルフ倶楽部で開催された第29回大会、69年の第34回大会の2度の戴冠を果たした杉本英世、83年、87年大会覇者の青木功、85年、86年、90年、91年と4度の優勝を誇る中嶋常幸らそうそうたるメンバーが顔をそろえた。

 ディフェンディングチャンピオンが乾杯のあいさつをするのが恒例となっており、今年は23年大会覇者の岩崎亜久竜がその大役を務めた。

 なんと、挨拶の原稿など何も準備をしていなかったいう岩崎。「始まる直前に、本当にちゃんとした挨拶をしないといけない」ということに気付き、急きょトイレに駆け込み、スマートフォンで「乾杯 挨拶」と検索した。

「それで、JGAの100周年記念のことと、あとは伝統のある歴史あるこの大会で乾杯をすることができて嬉しいみたいなことを、本当に30秒くらい」スピーチした。詳しい内容は「緊張しすぎて、あまり覚えてない」という。

 からくも話し終えたが、「最初、3分ってお願いされていたんですけど、多分、1分もかからない挨拶になっちゃって」と、スピーチの尺が足りなかった。「乾杯のドリンクをつぎ始めるのが自分が挨拶し始めてからで、30人くらいいたので、つぎ終わる前に自分の挨拶が終わっちゃって…」と反省。

 岩崎が「ではグラスをお持ちください」と発声すると、司会から「もう少し話してください」とスピーチの延長を促される事態に。「自分自身、乾杯の挨拶がほんと初めてで、ほんとに緊張しました。社会勉強になった」と、“ド緊張”の前夜を振り返った。

 岩崎は大阪の「茨木カンツリー倶楽部 西コース」で行われた前年大会の最終日を7位タイから出て、6バーディー、1ボギーの「65」でプレーし、通算8アンダーで3打差を逆転。プロ4年目でのツアー初優勝を国内最高峰のナショナルオープンで飾った。

 今季「ANAオープン」で通算2勝目を挙げ、2週前の「バンテリン東海クラシック」で5位に入るなど好調をキープしたまま大会連覇に臨む。

◆チャンピオンズディナーに出席した歴代チャンピオンは以下の通り
陳清波(1959年)
杉本英世(1964年、1969年)
佐藤精一(1966年)
羽川豊(1981年)
青木功(1983年、1987年)
中嶋常幸(1985年、1986年、1990年、1991年)
田中秀道(1998年)
デービット・スメイル(2002年)
深堀圭一郎(2003年)
ポール・シーハン(2006年)
久保谷健一(2012年)
小林正則(2013年)
池田勇太(2014年、2017年)
小平智(2015年)
稲森佑貴(2018年、2020年)
蝉川泰果(2022年)
岩崎亜久竜(2023年)

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