“憧れ”の先輩・山下美夢有との優勝争いへ 岩永杏奈15歳は元世界ランク1位と2サムに【日本女子OP】

予選会を突破して出場権を得たアマチュアで15歳の岩永杏奈(いわなが・あんな)が「69」でプレーし、通算5アンダー4位で決勝へ進む。

23年の「日本ジュニアゴルフ選手権」で優勝している

◆国内女子プロゴルフ メジャー第3戦

日本女子オープンゴルフ選手権 9月26~29日 大利根カントリークラブ西コース(茨城県) 6845ヤード・パー72

 予選会を突破して出場権を得たアマチュアで15歳の岩永杏奈(大阪桐蔭高1年)が「初日はすごく緊張しましたけど、今日になったら多少空気にも慣れて、そこまで緊張せずにプレーできました」という2日目に躍動した。

5アンダー4位で決勝へ進むアマチュアの岩永杏奈 写真:Getty Images

5アンダー4位で決勝へ進むアマチュアの岩永杏奈 写真:Getty Images

 5バーディー、2ボギーの「69」でプレーし、並み居るプロを押しのけて、堂々の通算5アンダー4位で決勝へ進む。「有名なプロたちの中でこの順位に入れて、すごくビックリしています」とあどけない表情で素直に感想を述べた。

 首位と5打差の2アンダー11位タイからスタートすると、出だしの1番でボギーを喫したが、4番パー3で3メートルを沈めて取り返した。201ヤードの6番パー3では5Wで2メートルにつけてバーディー。続く7番では4メートル、さらに8番で5メートルを沈めて、3連続バーディーとした。

 この日のプレーを振り返り「出だしでつまずいたんですけど、パターでけっこう耐えられたので、それが良かった。何回かもったいないミスもあったので、70点~80点くらい」と、控えめに自己評価した。

 2023年の「日本ジュニアゴルフ選手権」を優勝しており、その実力は折り紙付き。「そこまで飛ばすタイプではない」といい、ドライバーの平均飛距離は240ヤードほど。「セカンド(ショット)で(グリーンに)乗せてパーを獲って、チャンスでちゃんと(バーディーを)獲れる」と自分の強みを分析する。

 高校の先輩には、通算8アンダーで単独首位に立っている山下美夢有がいる。「憧れ」の大先輩との最終日最終組での優勝争いを目指し、3日目は元世界ランキング1位で、ツアー28勝の申ジエ(韓国)の胸を借りる。

「昨日今日で何回かもったいないミスがあったので、そこを今日修正して、また明日伸ばして少しでも良い順位になれるように頑張ります」と力強く意気込んだ。

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