「しっかり粘れた」山下美夢有が8アンダー単独首位で決勝へ 2打差に笠りつ子&申ジエ 古江彩佳5位 原英莉花12位

メジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権」の第2ラウンドが終了した。

日本女子オープンゴルフ選手権 2日目

◆国内女子プロゴルフ メジャー第3戦

日本女子オープンゴルフ選手権 9月26~29日 大利根カントリークラブ西コース(茨城県) 6845ヤード・パー72

 女子ゴルファー日本一決定戦が26日に開幕。各地区予選を突破した選手を含む120人(アマチュア38人)が、賞金総額1億5000万円・優勝賞金3000万円をかけて競い合う。

単独首位で週末に進む山下美夢有 写真:Getty Images

単独首位で週末に進む山下美夢有 写真:Getty Images

 2日目が終了し、首位と3打差の2位タイからスタートした山下美夢有が、5バーディー、1ボギーの「68」でプレー。通算8アンダー単独首位に浮上した。

 山下はインコースの10番からスタートして、いきなり20メートルのチップインバーディーを決めると「そこから流れ作れた」と、続く11番パー5では3打目をOKにつけて連続バーディーとした。13番パー5でも3打目を50センチにつけてバーディー。14番ではこの日2つ目となる30メートルのチップインバーディーを決め、出だしの5ホールで4つ伸ばした。

「今日はパー5でスコアを作れたのと、前半あんまり縦距離が合わない中で、しっかりリカバリーでき、粘るところはしっかり粘れた」と振り返った。「残り2日しっかりと伸ばせるように。天気も変わってくるかなと思うので。その状況判断をしっかりして頑張りたい」とビッグタイトルへ意気込んだ。

 首位と2打差の通算6アンダー2位タイに、笠りつ子と申ジエ(韓国)がつけている。

 さらに1打差の通算5アンダー4位に、アマチュアの岩永杏奈がつけている。

 単独首位からスタートした、米メジャー「エビアン選手権」覇者の古江彩佳は、5番パー5でダブルボギーを喫するなどショットの精彩を欠き「75」と落とし、通算4アンダー5位タイに後退している。

 イーブンパー24位タイからスタートして「68」でプレーした川崎春花と、ささきしょうこが古江に並んでいる。

 首位と5打差の通算3アンダー8位タイに、安田祐香、宮里美香、竹田麗央、青木瀬令奈が並んでいる。

 ディフェンディングチャンピオンの原英莉花は「72」と伸ばせず、通算2アンダー12位タイで週末に進む。

 年間レース3位の小祝さくら、60回目のメジャー挑戦となる上田桃子は3オーバー43位タイで予選を通過している。

<上位の成績> @はアマチュア
1位/-8/山下美夢有
2位T/-6/笠りつ子、申ジエ
4位/-5/岩永杏奈@
5位T/-4/古江彩佳、川崎春花、ささきしょうこ
8位T/-3/安田祐香宮里美香、竹田麗央、青木瀬令奈
12位T/-2/原英莉花新垣比菜、岩井明愛、河本結

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