「会場に入るのは嫌でした」前週“失格”の三ヶ島かな 気持ち切り替え5アンダー3位タイ発進

三ヶ島かな(みかしま・かな)が6バーディー、1ボギーの「67」でプレー。首位と3打差の5アンダー3位タイで発進し、「ティーショットが曲がった割には、しっかりまとめられた」と、自身のプレーに及第点をつけた。

「ティショットが曲がった割には、しっかりまとめられた」

◆国内女子プロゴルフ

住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 9月13~15日 新南愛知CC美浜C(愛知県) 6560ヤード・パー72

 三ヶ島かなが6バーディー、1ボギーの「67」でプレー。首位と3打差の5アンダー3位タイで発進し、「ティーショットが曲がった割には、しっかりまとめられた」と、自身のプレーに及第点をつけた。

首位と3打差の5アンダー3位タイで発進した三ヶ島かな 写真:Getty Images

首位と3打差の5アンダー3位タイで発進した三ヶ島かな 写真:Getty Images

 10番からスタートして11番パー3でボギーを先行したが、13番で2メートルを沈めて取り返した。「全体的にショットが『ウーン』という1日だったんですけど、長いパットが15番で入り、一気にリズムが良くなった」と、15番から圧巻の3連続バーディーを決めてリーダーボードを駆け上がった。後半に入り、5番パー5と7番でもバーディーを決めた。

 前週のメジャー「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権」は、第2ラウンドのスコア誤記により、無念の失格となった。その後は、「いろんな方に前向きの言葉をかけていただいて、大分元気をもらいました」と気持ちの切り替えに努めたが、「(今週の)月曜日まで、火曜日も会場に入るのは嫌でしたね」と、悔しさを引きずっていた。

 それでも「いざ入ったら大丈夫でした」と、会場入りしてからは目の前のボールに集中。「練習ラウンドで長いのがつかないと厳しいと思い、がんばってショットつけていこうという感じだったんですけど、それで荒れちゃって。でも、リズムよくできたからいいスコアで回れたと思います」と、好発進しフラストレーションを吹き飛ばした。

「ボーッとしちゃってました。完全に」という前週のミスを取り返すべく、2日目に向けて「暑さに負けずにがんばります」と前を向いた。

三ヶ島 かな(みかしま・かな)

1996年7月13日生まれ、福岡県出身。本名は三ヶ島伽奈。2016年に単年登録者としてLPGAツアーに参戦。翌年の賞金ランクでは41位に入り、自身初のシード権を獲得。18年にプロテスト合格。21年の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップ」で悲願の初優勝を国内メジャー大会で飾った。ランテック所属。

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