「ここまできたら優勝を狙ってがんばりたい」ツアー4戦目・18歳のルーキーが「67」で首位発進! 原英莉花らが1差で追走

ツアー未勝利の18歳・村田歩香がボギーなしの5バーディー「67」でプレーし、5アンダーとしてツアー参戦4試合目で初の首位タイ発進を決めた。

昨年11月のプロテストに合格したばかり

◆国内女子プロゴルフ

ゴルフ5レディス 8月30日~9月1日 GOLF5カントリーみずなみコース(岐阜県) 6559ヤード・パー72

 ツアー未勝利の18歳・村田歩香がボギーなしの5バーディー「67」でプレーし、5アンダーとしてツアー参戦4試合目で初の首位タイ発進を決めた。

カメラを向けられた時の表情もまだルーキー!? 村田歩香 写真:Getty Images

カメラを向けられた時の表情もまだルーキー!? 村田歩香 写真:Getty Images

 昨年11月のプロテストに合格したばかりのルーキー。過去3戦は「全然ダメで自分が思うようなプレーができなかった」と、いずれも予選落ち。ベストスコアは「アース・モンダミンカップ」初日の「73」とアンダーで回ったこともなかったが、この日いきなり「67」をマークした。

 ホステスプロとして臨んだ先週の「ニトリレディス」では、「所属の大会ということもあり、初めてだったのでけっこう緊張していて、リズムが速くなってしまった」と、普段通りのゴルフができずに終わった。

「ショットの距離感も良かった」というこの日は、「3試合レギュラーに出てほとんど奥につけたり、3パットしてボギーが多かったので、今回は手前から攻めるようにしました」と、きっちりアジャストしてみせた。

 出だしの1番と2番パー5を連続バーディーとすると前半はパーを並べ、折り返した後の10番パー5でもバーディー。14番では160ヤードの2打目を30センチにつけるスーパーショットを見せ、このホールと16番パー5でさらに伸ばした。

「もともと、こういうアップダウンのコースというのは好きじゃなくて、むしろ苦手くらいの意識だったのですが、それもけっこう練習してきたので、きょうはうまくいった」と終わってみれば、ツアー3勝のささきしょうこ、ウー・チャイェン(台湾)と並ぶトップタイ。

「ほっとしています。目標が予選通過でまさかこの位置にいられると思っていなかった。ここまできたら優勝を狙ってがんばりたい」と、急きょ目標を“上方修正”した。「(優勝は)考え過ぎずにいつも通りのプレーがしたい。きょうみたいに楽しくプレーできれば」と、初の予選通過での優勝を狙う。

 首位と1打差の4アンダー4位タイに、3週ぶりに国内ツアーへ復帰した原英莉花、メルセデス・ランキングトップの竹田麗央、村田と同期のルーキー・政田夢乃、今季7戦中6戦で予選落ちしている成田美寿々ら10人が並んでいる。

 前年覇者の櫻井心那は2アンダー25位タイ。国内ツアー直近5戦で3勝を挙げている川崎春花は1アンダー38位タイで初日を終えている。

 予選落ちした前週の「ニトリレディス」に続き、ツアー2戦目となるアマチュアで13歳の須藤弥勒は6オーバーで108人中107位で2日目に進む。

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