「ずっと頭をフル回転」吉田優利が自己最高の2位発進 10位に畑岡奈紗 まもなく2日目がスタート!

米国女子ツアーの新規大会「FM選手権」が開幕。吉田優利(よしだ・ゆうり)が4バーディー、1ボギーの「69」でプレー。3アンダーで米ツアー自己最高の2位タイと好発進した。

「最後いいパーで上がれたので、明日につながるといいな」

◆米国女子プロゴルフ

FM選手権 8月29日~9月1日 TPCボストン(マサチューセッツ州) 6598ヤード・パー72

 予選落ちに終わった8月「ポートランドクラシック」以来、4週(3試合)ぶりの出場となる吉田優利が、7時26分に6人出場する日本勢の先陣を切ってスタートし4バーディー、1ボギーの「69」でプレー。3アンダーで米ツアー自己最高の2位タイと好発進した。

2位タイ発進した吉田優利 写真:Getty Images

2位タイ発進した吉田優利 写真:Getty Images

 会場の「TPCボストン」はPGAツアーでも使用されるアーノルド・パーマー設計の名門コース。試合前日は大会を中継するWOWOWのインタビューで「グリーンの傾斜がすごいので、ショットである程度遠くてもいい位置につけられるようにしたい」と話していたが、「すごいピンポジが難しくて、ショットをビタッと付けられる場面はなかったですけど、パッティングが良い転がりをしてくれてた」と笑顔で振り返った。

 4番でこの日最初のバーディー。5番でボギーを喫したが続く6番でバウンスバックを決めた。後半の12番パー5と13番を連続バーディーとした。「本当に今日はずっと頭をフル回転させてゴルフをしてた」と、フェアウェイキープ率78%、パット数「29」、パーオン率は78%にまとめた。

 最終18番パー5では3打目をバンカーに入れたが、きっちりとサンドセーブし「最後いいパーで上がれたので、明日につながるといいな」と話し、「まずは今日しっかり練習して休んで、明日も良いプレーができるように調整したい」と意気込んだ。

 初日はサスペンデッドとなり、出場144人中3人がホールアウトできなかった。ツアー2勝の34歳・マリナ・アレックス(米)が、4アンダーで暫定首位に立っている。

 首位と1打差の3アンダー暫定2位タイに吉田ら8人が並んでいる。

 その他の日本勢は、畑岡奈紗が首位と2打差の暫定10位タイ。勝みなみが1オーバーの暫定45位タイ。西郷真央、笹生優花、西村優菜は4オーバー暫定99位タイと出遅れた。

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