河本力がツアー3勝目へ自己ベストタイの「63」で暫定首位 「満足いくショットがたくさん打てるようになった」

国内男子ツアーの第14戦「フジサンケイクラシック」が29日に開幕。第1ラウンドはコースコンディション不良のため、サスペンデッドとなった。河本力(かわもと・りき)が7アンダーで暫定首位に立っている。

◆国内男子プロゴルフ

フジサンケイクラシック 8月29日~9月1日 富士桜カントリー倶楽部(山梨県) 7424ヤード・パー70

石川遼は後半16番まで終えてイーブンパー暫定19位タイ

 第1ラウンドは、霧のため16時16分に一時中断され、その後の16時30分に降雨によるコースコンディション不良のため、サスペンデッドとなった。13組38人の選手がホールアウトできておらず、あす30日の6時45分に再開され、第2ラウンドは同7時45分に開始する。

自己ベストタイの「63」をマークし暫定首位に立った河本力 ※写真は「横浜ミナト チャンピオンシップ 」 写真:JGTO Images

自己ベストタイの「63」をマークし暫定首位に立った河本力 ※写真は「横浜ミナト チャンピオンシップ 」 写真:JGTO Images

 2022年「バンテリン東海クラシック」以来のツアー3勝目を目指す河本力が、8バーディー、1ボギーでプレー。ツアー自己ベストタイの「63」をマークし、7アンダーで暫定首位に立っている。

 インスタートの河本は11番パー3でバーディーを先行したが、続く12番でこの日唯一のボギーを喫した。その後、14番パー5でバーディーを奪うと“無双モード”に突入し、15番と17番でバーディー。後半6番パー5では3打目を10センチにつけて3連続バーディーとした。8番パー5でも5メートルを決めてバーディーとした。

 難攻不落の富士桜CCが舞台。「グリーン周りのアプローチがやさしくないので、ティーショットが曲がると、ボギーの可能性がガンって上がる」と、ティーショットの重要性を強調。フェアウェイも狭く、「レイアップしても、ラフに入れたら本当にバカだなっていう風に考えちゃうくらい」と、割り切ってドライバーを振り抜き続けたのが奏功した。

「自分の満足いくショットがたくさん打てるようになった。それがすごく久しぶりの感覚で、“良かった時”はこういう感じで打つんだよなと」と、自分の体の“感覚”が好調を実感しており、さらに「いまの方が体の質も良くなっているだろうし、その(良かった)時よりいい感じで打てている手応えは感じてます」と、進化をも感じた初日を振り返った。

 ショーン・ノリス(南アフリカ)が、1イーグル5バーディー、1ボギー「64」でホールアウトし、首位と1打差の6アンダー暫定2位につけている。

 後半の14番まで消化した平田憲聖が、首位と4打差の3アンダー、暫定3位で続いている。

 首位と5打差の2アンダー暫定4位タイグループに、いずれもホールアウトした宮里優作、岡田晃平、塚田陽亮、岩田寛、蝉川泰果、細野勇策が並んでいる。

 前年大会覇者の金谷拓実は、1アンダーの暫定10位タイ。2009年&10年覇者の石川遼は、後半16番まで終えてイーブンパーの暫定19位タイにつけている。

 前週「Sansan KBCオーガスタ」でツアー3勝目を飾った香妻陣一朗はインからスタートし、後半の8番ホール終了後に腰痛のため棄権した。

<上位の成績> ※順位は暫定
1位/-7/河本力
2位/-6/ショーン・ノリス
3位/-3/平田憲聖
4位/-2/宮里優作、岡田晃平、塚田陽亮岩田寛、蝉川泰果、細野勇策

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