鉄人・小祝さくらが“月曜決着”の疲れも見せず3アンダー好発進 厳しい暑さにも氷のうは「全然使ってないです(笑)」

27日に開幕した国内女子ツアー「資生堂レディス」。2週連続優勝を狙う小祝さくら(こいわい・さくら)が4バーディー、1ボギーの「69」で回り、3アンダーの8位タイで初日を終えた。

後半9ホールは「もったいなかった」

◆国内女子プロゴルフ<資生堂レディスオープン 6月27~30日 戸塚カントリー倶楽部(神奈川県) 6697ヤード・パー72>

 大会初日を迎えた国内女子ツアー「資生堂レディス」。

 小祝さくらは4バーディー、1ボギーの「69」でプレー。3アンダーの8位タイと2週連続優勝に向けて好位置につけた。

首位と4打差の8位タイで初日を終えた小祝さくら 写真:Getty Images

首位と4打差の8位タイで初日を終えた小祝さくら 写真:Getty Images

 インスタートとなったこの日は、10番でいきなりバーディーを奪取。その後13、14番と連続でバーディーを重ねた後、15番でボギーを叩いたが17番で再びバーディー。スコアを伸ばして前半を終える。

 後半はチャンスにつけたホールもいくつかあったが、結局スコアは動くことなくそのままホールアウト。

「(後半は)バーディーチャンスもあっただけにもったいなかった」と悔しさをにじませたが、前半のプレーには手応えを感じているようで、「難しいインでスコアを伸ばすことができてよかったです」と笑みを浮かべた。

 前週は異例の月曜決着となり、連日の暑さも相まってコンディション面も心配されていたが、その影響はほとんどないようだ。

 手元に暑さ対策の氷のうを握りしめて報道陣の前に現れたが、「(ラウンド中は)全然使ってないです(笑)。溶けちゃいました」と相変わらずのマイペースぶり。

 暑いのは好きではないと話すが「ゴルフに影響はない」という。ツアーを休まない選手として知られる小祝の“鉄人”ぶりが垣間見えた。

 ディフェンディングチャンピオンとして迎える次戦の「ミネベアミツミ レディス」は、今季初となる地元・北海道での開催。2週連続優勝を手みやげに地元凱旋となるか。

小祝 さくら(こいわい・さくら)

1998年4月15日生まれ、北海道出身。98年度生まれの“黄金世代”の1人として2017年にプロ入り。19年「サマンサタバサガールズコレクション・レディース」で初優勝。24年「ヤマハレディースオープン葛城」で節目のツアー10勝目。同年「アース・モンダミンカップ」でも勝利を挙げている。ニトリ所属。

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