坂本、圧巻の滑り=後輩からも刺激―NHK杯フィギュア

女子ショートプログラム(SP)で演技する坂本花織=8日、東京・国立代々木競技場



世界女王、坂本の今季のSPのプログラムはタンゴ。メリハリをつけた滑りで、速いテンポに引っ張られることなく、一つ一つの演技要素を丁寧にこなした。シーズン序盤でまだまだ完成途上。自己採点は「65点」と厳しかったが「思い描いている自分の姿と、実際の映像で見た自分の姿が一緒になってきた」。徐々に物にしつつある。
GPシリーズで唯一日本で行われるNHK杯。独特の緊張感があり、試合前はメークがうまくできないほど手が震えていたが、日本勢の活躍が刺激になった。男子がSPで上位を独占。特に3位に入った壺井は、一緒に練習する機会も多い同門の後輩だ。
努力を見てきただけに壺井の演技を映像で見た時は涙したそう。「身近な人が結果を残して頑張っているのがより力になった」。圧巻の演技につながった。


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