ブフチョローン、亡き父の思い胸に頂点=全国学生相撲

意地を示した。ブフチョローンは大学の後輩との決勝で「先輩の強さを見せなきゃいけないと思っていた」。立ち合いから押し込み、タイミング良く突き落とし。あっさりと勝負を決め、「最高の気分」と笑った。
千葉・日体大柏高のレスリング留学生として来日。大学で相撲に転向し、頭角を現した。昨年のこの大会は3位に終わり、「気持ちに軽さがあった。そこは変えた」。稽古に励み、精神面の成長を結果で示した。
当初は高校卒業後に母国モンゴルへ戻る予定だったが、高校1年の時に交通事故で急死した父が願っていた大相撲入りを目指すようになった。「横綱になりたい」。夢への挑戦を高らかに宣言した。

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