【ジャパンC】ゴリアットの米国人馬主が挑発「日本の馬がどこまで進展したのかテストだと思う」

自信に満ちあふれるゴリアット陣営の(左から)スミヨン、スチュワート氏、グラファール調教師(カメラ・池内 雅彦)

◆第44回ジャパンC・G1(11月24日、東京競馬場・芝2400メートル)

 第44回ジャパンC・G1(24日、東京)の出走馬と枠順が21日、確定した。海外勢ではオーギュストロダンが“Aオブライエン”流で2日連続速い時計で調整。ゴリアット陣営は注目のオーナー、ジョン・スチュワート氏が会見し、日本勢に強烈なひと言を見舞った。

 名物馬主がまた“ほえた”。21日に行われたゴリアット陣営の記者会見に、米国人馬主のジョン・スチュワート氏が呼び込まれ、飛び入り参加。ジャパンCに参戦を表明してから「圧倒的な力を見せるでしょう」など、あふれる自信でファンの話題を集めていたが、まずは「オハヨウゴザイマス!」と元気よくあいさつ。続けて「トヨタで18年間働いていたことがあるので、ジャパンCは私にとっても特別なレースです」と、感慨深げに語った。

 意気込みを聞かれると「ここ数十年、日本には競馬で多くの進展があったが、芝レースのベストはヨーロッパだとみんなが知っている。(今回は)優秀なヨーロッパの馬を連れてきて、日本の馬がどこまで進展したのかテストだと思う」と、キッパリ。おなじみのビッグマウスをさく裂させた。

 強気なのは馬主だけではない。14年にエピファネイアで制覇の経験があるスミヨンも「これ以上は望めないくらいの状態になっている。ドウデュースやチェルヴィニアは素晴らしいと思うが、ベストの馬に騎乗できると考えている」と確かな手応えを口にした。

 この日はキャンターでダートを1周し調整。みなぎるパワーは、軽めのフットワークからでも伝わってくる。グラファール調教師は「この秋のターゲットはここに定めてきた。150%フィットしている」とニッコリ。結果で強気の理由を証明する。

(角田 晨)

ジャンルで探す