十両・剣翔が単独首位も「優勝より幕内に戻りたい」 1敗で並んでいた欧勝海は休場

鋭い立ち合いを見せる剣翔。金峰山を上手投げで破り10勝目を挙げた(カメラ・今西 淳)

◆大相撲九州場所11日目(20日・福岡国際センター)

 西十両7枚目・剣翔(追手風)が単独首位に躍り出た。同筆頭・金峰山(木瀬)に押されて後退するも、左上手をつかんだ。相手の勢いと重さを利用し、ぶん投げた。土俵際での上手投げに「捨て身だった。ちょっと焦った」と苦笑した。

 1敗で並び、10日目に下した同14枚目・欧勝海(鳴戸)が左肩関節唇損傷で休場。この日不戦敗となったことで単独トップになった。それでも十両優勝は2度経験していることもあり、「優勝よりも幕内に戻りたい。優勝してもお小遣い(賞金)をもらえるな、くらいにしか思っていない」と笑わせた。

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