【高校ラグビー】常翔学園、2大会ぶり42度目の花園切符獲得 9トライ奪い近大付に大勝
◆全国高校ラグビー大会▽大阪第3地区決勝 常翔学園55―19近大付(17日・花園)
常翔学園が9トライを奪って近大付に大勝し、2大会ぶり42度目の花園切符を手にした。
立ち上がりの前半4分に先制トライを奪われたが、同13分、NO8井本章介主将のトライ(G)で7―7と追いつくと、4連続トライ。26―7で折り返し、後半もFWのボール争奪戦で優位に立ち、5トライを奪取。自身3トライでハットトリックの井本は、「勝ててホッとしている。最初に1本トライを取られたのは、反則をした自分たちが悪いから。そこさえ直したら負けないと思った」と胸を張った。
22年夏、当時の3部員による不祥事で、当時の野上友一監督が引責辞任。女性指揮官の平池三記監督のもと臨んだ同年冬の花園は初戦敗退。昨年度は大阪予選決勝で東海大大阪仰星に敗れ、花園を逃した。苦難から立ち上がる過程で昨年11月に就任したOBの白木繁之監督(36)は、2大会ぶりの花園行きを決め「うれしい。プレッシャーはあったが、皆さんが助けて下さった」と周囲のサポートに感謝。「優勝を目指して、ここからやっていきたい」と12年度以来、12大会ぶり6度目の花園Vを見すえた。
また、大阪第1地区は大阪桐蔭、第2地区は東海大大阪仰星が花園出場を決めた。全国高校ラグビー大会は12月27日に開幕する。
11/17 16:37
スポーツ報知