ラグビー 日本代表、松永拓朗がSOで先発 4戦ぶりテストマッチ勝利へ、SH斎藤「どれだけ自分たちの形を出せるか」

松永拓朗

◆ラグビー ◇リポビタンDツアー2024 日本―ウルグアイ(16日、フランス・シャンベリー)

 日本ラグビー協会は14日「リポビタンDツアー2024」でウルグアイ戦に臨む日本代表の登録メンバー23人を発表した。現地からオンライン会見したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「とても重要な試合と位置づけている。フランス戦からうまく立て直せた。ウルグアイ戦はいいスタートを切って、いい流れをつかんで進めていきたい」と語った。

 世界ランク19位のウルグアイとは過去4勝1敗で2015年から4連勝中。2022年6月に2連戦を行っており、34―15、43―7で勝っている。日本は世界ランク14位だが、相手は7月のフランス戦(28●43)、スコットランド戦(19●31)で格上に食い下がる奮闘。日本は9日のフランス戦で12―52の大敗を喫しており、4戦ぶりのテストマッチ勝利を目指す戦い。ゲーム主将のSH斎藤直人(トゥールーズ)は「フィジカルで対等に戦い、攻撃では自分たちの形をどれだけ精度高くやれるかが大事」とした。

 日本はフランス戦でSO立川理道(東京ベイ)主将が負傷し、チームを離脱。ウルグアイ戦では松永拓朗(BL東京)が10番で先発する。24歳の中楠一期と23歳の伊藤耕太郎(共にBR東京)が帯同するが今試合は選外。指揮官は「まだ準備ができているとは言えない。国際レベルの選手になるには、プロセスが必要」と明かした。また、層の薄いSO、FBについては「前回W杯に出場した選手は何名か検討したが、我々は前に進む、今後のポリシーはそういった形になる」と、27年W杯に向けたチーム作りを強調した。

 日本はウルグアイ戦をへて、24日にはイングランドとの年内最後のテストマッチを迎える。ウルグアイ戦は、日本時間16日午後10時半キックオフ。

 ◆ウルグアイ戦の日本代表登録メンバー

1 岡部崇人(横浜)

2 原田衛(BL東京)

3 為房慶次朗(東京ベイ)

4 E・ウルイヴァイティ(相模原)

5 W・ディアンズ(BL東京)

6 ファカタヴァ アマト(BR東京)

7 下川甲嗣(東京SG)

8 姫野和樹(トヨタ)

9 斎藤直人(トゥールーズ)

10 松永拓朗(BL東京)

11 浜野隼大(神戸)

12 S・フィフィタ(トヨタ)

13 D・ライリー(埼玉)

14 J・ナイカブラ(BL東京)

15 M・ツイタマ(静岡)

16 松岡賢太(神戸)

17 森川由起乙(東京SG)

18 O・ヘル(東京ベイ)

19 S・ワクァ(花園)

20 A・マプスア(トヨタ)

21 藤原忍(東京ベイ)

22 N・マクカラン(トヨタ)

23 梶村祐介(横浜)

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