日本代表、立川理道主将が負傷…選手層の薄いSO、FBに大きな痛手 ジョーンズHC「来週の出場の見込みは薄い」
◆ラグビー・テストマッチ▽リポビタンDツアー2024 フランス 52―12 日本(10日、フランス競技場)
世界ランク14位の日本代表は、同4位のフランス代表に敵地で挑み12―52で敗戦。過去1分12敗のフランスに8トライを奪われ、テストマッチ3連敗となった。試合後、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「結果は残念。前半は、フランスにフィジカルで完璧にやられた。相手のサイズに対応できなかった」と、前半だけで0―31とされた展開に唇をかんだ。
敗戦と共に痛手となったのが、後半10分。SO立川理道主将(東京ベイ)が、敵陣22メートルライン付近から駆け抜けてのこの日チーム初トライ後に、足を引きずって途中交代した。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)によれば「筋肉系のケガ」という。指揮官は「明日のメディカルチェックで詳細がわかると思う。現状、来週の試合に関しては、出場の見込みは薄いと思う」と、16日のウルグアイ戦について明かした。
立川は夏のパシフィック・ネーションズカップから、SOとして試合に出場。司令塔としてチームを引っ張ってきた。今欧州遠征では、昨年のW杯で10番をつけた松田力也(トヨタ)や、経験値のある李承信(神戸)が不在。FBも含めて選手層が薄く、フランス戦もWTBが本職のマロ・ツイタマ(静岡)が15番を背負った。新戦力では、この日途中出場の松永拓朗(BL東京)や中楠一期(BR東京)が帯同するが、立川の負傷は25日のイングランド戦(トゥイッケナム)に向けても不安要素となる。
11/10 08:33
スポーツ報知