松山英樹「今やっていることを、どこまで初日からできるか」…今季初日本ツアーで10年ぶり大会制覇へ

ティーショットを放つ松山英樹(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 練習日(12日、宮崎・フェニックスCC)

 今季初の日本ツアー出場で2014年大会覇者の松山英樹(LEXUS)が開幕を2日後に控えたこの日、インコース9ホールをラウンド後に会場で会見した。千葉で行われた前戦の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップは46位だった。その後スイングを見直し、修正に取り組んできた。「ZOZOで思うようなパフォーマンスを出せなくて、体調もあまり良くなかった。少し休んで、何が原因だったかを考えながらやっていた。最初練習を始めた時はあまりよくなかったけど、逆にこの状態でうまくプレーできるようになれば、自信がついてくるかなっていうのもあったので、プレーしようと思った」と2年連続の出場を決めた。

 現在、取り組んでいる内容については「説明が難しい…」と考え込んだのちに言葉を紡いだ。「でも、スイング自体も分かる人には、だいぶ変わったようには見えると思う。それを、うまく感覚と結果で照らし合わせるのが今は大変。当然試合になれば緊張感もあるなかで、どういうスイングになっちゃうのか、ミスが出るのかっていうのを来年のためにも把握したい。この試合でも優勝したいっていう気持ちはあるので、初日の早い段階でそういうのに気づけるようになればなと思っている」

 予選ラウンドは、前週の三井住友VISA太平洋マスターズで通算20勝目を挙げた石川遼(カシオ)、今年の日本アマを最年少15歳で制した16歳アマチュア・松山茉生(まお、福井工大福井高1年)と同組に決まった。「予選ラウンドが遼と茉生くんなので。すごく見たい2人だったので、一緒の組でよかった」と楽しみにした。

 昨年は初日首位発進の末に10位だった。「目標は優勝だけど、今やっていることをどこまで初日からできるかっていうこともある。茉生くんは飛ぶので、その飛距離に圧倒されると思う。そこに対して冷静に自分のスイングをやっていけるかっていうのもすごく楽しみ。初日から楽しみなことがいっぱいあるので、それまでにいい状態になるようにしたい」と明るい表情で意気込みを語った。

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