ラグビー 日本代表、フランスに12―52で黒星 NZ戦に続き大敗、エディー・ジャパンはテストマッチ3連敗

◆ラグビー・テストマッチ▽リポビタンDツアー2024 フランス 52―12 日本(9日、フランス競技場)

 世界ランク14位の日本代表は、同4位のフランス代表に敵地で挑み、12―52で敗戦。過去1分12敗のフランスに8トライを奪われ、10月26日のニュージーランド戦(19●64)に続く大敗。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ率いる日本は今年、テストマッチは9戦3勝6敗となった。

 先制はフランス。前半4分、WTBビエルビアレが蹴って相手インゴール前に転がったボールを、日本のFBツイタマがファンブル。ビエルビアレがグラウンディングした。10分には敵陣での8次攻撃からSOラモスが左へキック、CTBゲイルトンが捕球して追加点(12―0)。19分には、再びWTBビエルビアレのキックで日本のインゴール付近に転がったボールをツイタマが抑えられずに得点し、28分にもトライで26―0。同34分には敵陣右サイド深くのラインアウトからフッカーのモーバカがトライを挙げ、前半だけで31―0として折り返した。

 後半もフランスが2分、敵陣左サイド深くのラインアウトから展開し、プロップのグロがトライ。日本は38―0の同10分、自陣からボールをつなぎ、敵陣22メートルライン付近でボールを受けたSO立川理道(東京ベイ)がこの日初トライを挙げた。だが14分には、フランスのスター、SHデュポンのゲインからFWマルシャンがトライでフランスの45―12。日本は同21分、FWタタフが相手のパスをインターセプトからラン。チーム2トライ目を返した。

 フランスは取られれば取り返し、後半25分にはFWブドゥアンがトライを挙げて50得点目。日本は前後半で計8トライを献上して敗れ、テストマッチは9月のパシフィック・ネーションズカップ決勝、フィジー戦(17●41)から3連敗となった。今欧州遠征で日本は、16日にウルグアイとのテストマッチを行い、25日(日本時間)に今年最終戦となるイングランド戦(トゥイッケナム)を迎える。

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