青木祐奈「強い意志がスケートに対して芽生えた」3位で初の表彰台「全日本ではNHK杯を超える演技を」

フリープログラムの演技をする青木祐奈(カメラ・今成 良輔)

◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ 第4戦・NHK杯 最終日(9日、東京・国立代々木競技場)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位の青木祐奈(MFアカデミー)が125・29点、合計では自己ベスト更新の195・07点で3位だった。優勝した坂本花織(シスメックス)、2位の千葉百音(木下アカデミー)とともに日本勢で今季2度目の表彰台を独占する快挙を成し遂げた。

 終盤の3回転フリップまで全てのジャンプを着氷。演技後は両拳を握り、気持ち良さそうに歓声を受け止めた。「さらに強い意志がスケートに対して芽生えたなと思うので、その意志が今大会でも、しっかり発揮できたかなと思います」と、充実の表情で振り返った。

 5位に入った昨年大会は現役を続ける契機になった思い出の舞台。今年も青木にとって、自身を勇気づける滑りを見せた。「(12月の)全日本では今回のNHK杯を超えられるような、ショートと、今回はフリーは満足がいく演技ではなかったので、全日本ではしっかりクリーンな演技をそろえたいなと思います」と意欲を見せていた。

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