りくりゅう GP連勝ならず 合計209・45点でNHK杯2位…2季ぶりファイナル進出確保

フリープログラムの演技を終えハグをする三浦璃来、木原龍一組(カメラ・今成 良輔)

◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ 第4戦・NHK杯 最終日(9日、東京・国立代々木競技場)

 ペアのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の三浦璃来木原龍一組(木下グループ)が、137・55点、合計209・45点で2位。“りくりゅう”は、GPシリーズ第1戦のスケートアメリカから連勝ならずも、2季ぶりにGPファイナル(フランス)進出を決めた。

 木原の腰痛の影響などで欠場が続いた昨季から復活し、臨むシーズン。国内では、約1年7か月ぶりに日本のファンに“りくりゅう”の滑りを披露した。8日のSPではジャンプにミスがありながらも、完成度高く演じて首位発進。フリーに向けて、三浦は「フリープログラムをお見せするのは明日が初めて。純粋に楽しみたい」と意気込みを語っていた。

 一昨季は、主要国際大会をすべて制す「年間グランドスラム」を達成した“りくりゅう”。2季ぶりに、ファイナルの舞台に立つ。「今年は試合で見つかった課題を改善できている。本当にありがたい」と語っていた木原。滑る喜びをかみしめながら、さらに進化を続ける。

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