70代女性、10年前に娘と行ったback numberのコンサート、歳を忘れて最高の時間に。体力は不安だけど、あの感動をもう一度味わいたくて…
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娘に誘われback numberのコンサートに
10年前、結婚して家を出ていた娘から、back number というバンドが福井に来るというので誘われ、コンサートに行ったことがありました。
彼らの楽曲は少ししか聴いたことがありません。
娘が「せっかく行くんだから、これで予習しておいて」と言って貸してくれたCDを何度も聴いて準備をしました。
そして迎えた当日、会場に入ると若い人たちばかりで、年配者は数えるほどです。
開演と同時に観客は総立ちに。前奏からノリノリで、音楽に合わせて身を揺らします。娘もそのひとり。
私も負けじとリズムにノッていたのですが、さすがに1時間も立ち続けていると足腰がしんどい。
しかしひとりで座っているのも……と周りを窺うと、座って楽しんでいる年配の方を発見。それからは、私も座ったり立ったりを繰り返して、自分のペースで楽しめました。
生のコンサートはCDとはまるで別物。隅々まで響き渡るバンドの演奏と歌声に、観客の声もひとつになり、会場を包む熱気に感動しました。
久々に年を忘れてはしゃぐことができストレスも発散。最高の時間です。
あの感動をもう一度
それから8年経った、2022年のこと。
娘と私が推すKis-My-Ft2が福井へ来るというので、見事チケットを当てて楽しみにしていました。
ところが、家族がまさかのコロナ発症。泣く泣く諦めましたが、ショックでたまりませんでした。
70歳となった今、体力を考えると、なかなか会場へ足を運ぶ機会がありません。
けれどもう一度、生のコンサートを自分の目と耳で味わいたい。あの感動が忘れられないのです。
11/08 12:30
婦人公論.jp