とりあえずで始めた株式投資。株価上昇で、持ち株も急上昇!まだ上がる?明日には下がる?気持ちの乱高下に疲れて売却を決意した、今回の収穫は…

原因がまったくわからないので、気持ちだけがアップダウンする…(写真:stock.adobe.com)
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株価も心も乱高下

ゼロ金利のご時世、貯金しても利子がつかないのであれば、ほかの手を考えるしかない。そこで数年前、株式投資を始めた。経済音痴のド素人ではあるが、とりあえず名が知られている企業の株を買うことに。

ところがうまい話はそうなく、買った途端に下がり始めるではないか。せっかく買ったのに! と悲しくなりつつ、どうしていいかわからないので、とりあえず様子を見ていた。

すると、今年に入ってから、平均株価が4万円に届くようになった。所有する株も急上昇。興奮し、いったいどこまで上がるのかと期待に胸を膨らませる。

しかし油断は禁物、明日になったらドーンと下がるかもしれない。では今のうちに売るべき?しかしもったいないのではないか?なにしろ上昇した原因がまったくわからないので、気持ちだけがアップダウンする。

そんな日を3日も過ごし、とうとう4日目に売却を決断した。

「頭と尻尾はくれてやれ」とはこういうことなのだろうか。20万円ほどの利益を得られ、大満足だ。なにより、平穏な日常を取り戻せたことが一番の収穫であった。

今回つくづく感じたのは、不勉強は心臓によくないということ。適当に買った株が意味もわからず上下するのではギャンブルと同じだ。私はもとより、人間の欲には限りがないので、いつかわれを忘れるようなハマり方をするのでは、と反省した。

経済の行く末は私にはわからないし、年齢を考えれば時間もないが、また挑戦するとしたら、しっかり勉強して臨もうと思っている。


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