危機管理アドバイザーが伝授する、災害時の安否確認方法。電話よりもSNS、災害用伝言ダイヤル「171」の使い方は?
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安否確認・連絡方法
災害時は電話回線がパンクし、繫がりにくくなります。助けを求める、安否を知らせるために、少しでも連絡が取りやすい方法を試しましょう
(1)LINE、SNS
LINEでメッセージを送る。X(旧Twitter)、Facebook、InstagramなどのSNSに安否を投稿する。インターネット回線を使用するため、携帯電話や固定電話での通話に比べて連絡が取りやすい
(2)三角連絡法
被災地から離れた場所に住む家族や親戚、知人に電話し、家族などへの伝言をお願いする。事前に、中継点となる人物(電話番号)を決めておくとよい
(3)公衆電話
災害時優先電話のため繫がりやすい。電話回線から電力供給を受けており、停電時も電話がかけられる
(4)災害用伝言ダイヤル・伝言板
被災地への通信が増え、電話が繫がりにくい状況になった場合に提供される“声の伝言板”
1,「171」に電話をかける
2,録音するには「1」、メッセージを聞くには「2」を選択する
3,電話番号を市外局番から入力(携帯電話番号でも可能)
4,伝言を録音、または再生する
情報収集
状況は刻々と変わっていくため、正しい情報を把握することが大切です
(1)公共の情報を確認
テレビ、ラジオ、防災行政無線、政府や自治体のウェブサイトで今起きていることを把握する
(2)防災アプリで確認
それぞれの自治体や企業が開発している防災アプリで、災害情報や地域の状況を確認する。自治体以外でも、119番通報をしながら周囲にSOSを発信できる緊急情報共有アプリ「Coaido119」などもある(iPhoneのみ対応)
車中避難時の過ごし方
エコノミークラス症候群のリスクと防犯対策を忘れないで
(1)一酸化炭素中毒に注意
排気口が壁などに近いと、排気ガスが車内に逆流するおそれがあるので、障害物のない場所に停めること
(2)傾斜地に停めない
勝手に車が動き出さないよう、平地でもサイドブレーキをかけておく。やむをえず坂に停める場合は、タイヤに踏み板などをはさんでおく
(3)防犯対策をする
車上荒らしやいたずらを避けるため、「人けのある場所に停める」「窓ガラスを布で覆う」「施錠する」「家族・知人と隣り合わせに停める」「女性の車とわからないようにする」などの対策が必須
(4)座席をフラットに
シートに毛布やタオルなどを敷いて、寝る場所を水平にし、エコノミークラス症候群のリスクを軽減する
08/30 12:30
婦人公論.jp