富士大の麦谷祐介がオリックス1位 「この日を夢見てやってきた」

オリックスからの1位指名を喜ぶ麦谷祐介=2024年10月24日午後5時44分、岩手県花巻市下根子、藤井怜撮影

 24日に東京都内であったプロ野球ドラフト会議で、富士大(花巻市)の麦谷祐介選手(22)がオリックスから1位で指名された。ほかにも同大からは佐藤柳之介投手(21)が広島2位、安徳駿投手(22)がソフトバンク3位、渡辺悠斗選手(22)が広島4位に。それぞれ喜びや抱負を語った。

 麦谷選手は宮城・大崎中央高卒で、走攻守そろった外野手。今秋の北東北リーグでは最多本塁打賞など5冠を達成した。指名を受け、仲間とグータッチして喜びを分かち合った。「この日を夢見てやってきた。まずは開幕1軍を目標にやっていきたい」と話し、ゴールデングラブ賞も目標の一つにあげた。「両親には迷惑もかけた。真っ先に感謝を伝えたい」と笑顔を見せた。

 佐藤投手は最速148キロを持ちながら変化球も得意な技巧派投手。今秋のリーグ戦で最優秀防御率などのタイトルを獲得している。「本当にうれしい。直球に自信があるので、強みを生かして勝てる投手を目指したい」と意気込みを語った。

 富士大の卒業生にはソフトバンクの山川穂高選手や日本ハムの金村尚真投手などがいる。(藤井怜)

ジャンルで探す