秋季高校野球愛媛県大会 新田が優勝、松山商破る 3位は今治西

松山商―新田 優勝を決め、マウンドに集まって喜ぶ新田の選手たち=2024年10月6日、坊っちゃん、中川壮撮影

 秋季四国地区高校野球愛媛県大会の決勝と3位決定戦が6日、松山市の坊っちゃんスタジアムであった。決勝は新田が松山商に6―2で勝ち、3年ぶり6回目の優勝を果たした。3位決定戦は今治西が3―2で小松に勝利した。新田、松山商、今治西は、26日から高知市である四国大会に出場する。(中川壮)

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 投打に厚い選手層を誇る新田が実力を発揮し、秋の県大会を制した。

 二回、送りバントを挟んで5連打を集めて4点を先制。六回には犠打と犠飛を挟んだ5連打を固めて、粘る松山商を突き放した。

 攻撃について岡田茂雄監督は「『打線』にするとやってきた。みんながつなぐ意識をしっかり持った結果」と、選手たちをたたえた。

 4試合を戦った県大会本選では、1回戦では済美に苦しめられたが、準々決勝、準決勝はいずれもコールド勝ち。投手陣はエース當真(とうま)嗣胤(しづき)投手ら4人がマウンドに立ち、計5失点の充実ぶりだ。

 準決勝と決勝で計8打数6安打の活躍を見せた高市凛大(りんた)主将は「秋の優勝を有言実行できてうれしい。県大会はあくまで通過点。四国で優勝できるように練習していきます」と語った。(中川壮)

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