九州地区高校野球宮崎県予選、日南学園が聖心ウルスラを破り優勝

聖心ウルスラ―日南学園、五回裏、日南学園・蔡の適時打で2塁走者松井が生還し2点目を追加=2024年10月6日午後2時11分、ひむか

 第155回九州地区高校野球大会県予選は6日、前日に九州大会出場を決めた聖心ウルスラと日南学園が決勝を戦い、日南学園が5―1で勝利した。日南学園の優勝は3季ぶり13回目。3位決定戦は6―5で宮崎学園が富島に勝利した。

 日南学園は1―1の同点で迎えた五回、蔡韋辰選手の適時打と井野大地選手の適時三塁打などで3点を追加。七回には蔡選手の左翼への本塁打で突き放した。蔡選手は「先頭打者で長打を狙っていた。(ホームランとなり)気持ちよかった」と語った。

 日南学園の金川豪一郎監督は「もう少し序盤で行けるところがあったはずで、まだまだ力不足。九州大会は相手投手のレベルも高い。あと2週間で守備の精度を上げて無駄な失点をしないようにチームをさらに成長させたい」。聖心ウルスラの小田原斉監督は「自分たちでリズムを崩してしまった」と振り返り、精神面での強さも九州大会に向けた課題とした。(後藤たづ子)

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