智弁和歌山優勝 和歌山東、市和歌山も近畿大会へ 秋季高校野球予選

智弁和歌山―和歌山東 八回裏和歌山東、二塁走者八木が本塁を狙うがタッチアウト=2024年10月6日、紀三井寺、寺沢尚晃撮影

 秋季近畿地区高校野球大会和歌山県2次予選(県高野連主催)は6日、決勝と3位決定戦が和歌山市の紀三井寺公園野球場であった。決勝は智弁和歌山が和歌山東を破り2年ぶりに優勝、3位決定戦は市和歌山が日高を下した。智弁和歌山、和歌山東、市和歌山の3校は19日から神戸市のほっともっとフィールド神戸で行われる近畿大会に出場する。(寺沢尚晃)

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 和歌山東は四回、バント処理を焦った西岡悠斗投手が一塁に悪送球。走者がかえり、これが唯一の失点に。打線も相手を上回る11安打を放ったが、好機を生かせなかった。西岡投手は「細かいところを修正して近畿大会に臨みたい」と話した。

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 点の取り合いとなった展開を市和歌山が制し、3年ぶり14回目の近畿大会出場を決めた。5―5で迎えた七回、井上漸晟(ぜんせい)選手が左前に2点適時打を放ち勝ち越し。この一振りに「狙いを絞らず思い切り振ろうと思っていた。目標は近畿じゃなくて選抜です」と声を弾ませた。

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