専大熊本が優勝、有明と九州大会へ 秋季高校野球県大会

専大熊本―有明 八回表専大熊本、1死二、三塁で小林が勝ち越しとなる犠飛を放つ=2024年10月6日、リブワーク藤崎台、吉田啓撮影

 第155回九州地区高校野球熊本大会(県高野連主催、朝日新聞社など後援)は6日、リブワーク藤崎台球場で決勝があり、専大熊本が有明との接戦を4―1で快勝。62季ぶり2回目の優勝を果たした。準優勝の有明と共に、26日から大分県内で開かれる九州大会に出場する。

     ◇

 ともに左腕の好投手を擁し、堅守と機動力を持ち合わせる専大熊本と有明の決勝は、1点を争う好ゲームとなった。有明が一回に1点を先取すると、専大熊本も三回に四球で得た好機を犠飛で着実に1点に結び付けて同点とした。

 互いに好守や投手の踏ん張りで追加点を許さずに迎えた八回、専大熊本は1死二、三塁の好機に、小林楓選手(2年)が打席に。「絶対に外野に打たなければ」との意識通り、外角のカーブを右翼深くへ運んで犠飛として、勝ち越しの打点をあげた。

 この日は走者を置いた場面で凡退することもあったが、橋本裕貴監督からは打席で積極的にバットを振り続けるようにと指示を受け、臆することなく最初のストライクを振り抜くことができた。

 「九州大会でも打点をあげて、春の選抜大会出場につなげたい」と力強く語った。

ジャンルで探す