市和歌山、和歌山東も4強 秋季近畿地区高校野球和歌山県2次予選

五回裏市和歌山、井上が左越え本塁打を放ち、ホームベースを踏む=2024年9月29日午前11時11分、紀三井寺、寺沢尚晃撮影

 秋季近畿地区高校野球大会県2次予選(県高野連主催)は29日、紀三井寺公園野球場で1回戦2試合があり、市和歌山が初芝橋本を、和歌山東が那賀をそれぞれ破り、準決勝進出を決めた。準決勝は10月5日に同球場であり、午前10時から日高と智弁和歌山が、午後0時半から市和歌山と和歌山東が対戦する。(寺沢尚晃)

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 市和歌山は一回、四球を足がかりに連打で得点。その後も小刻みに加点し試合の主導権を渡さなかった。五回には5番の井上漸晟(ぜんせい)選手が左越え本塁打を放った。初芝橋本は3連打で満塁の好機を作るなど、相手を上回る12安打を記録したが、及ばなかった。

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 序盤に和歌山東打線が爆発。初回に3連続四球を選んだ後、連打で流れをつかむと、二回にも長短打を集め、試合を優位に進めた。那賀は三回、足を絡めた攻撃で4点を返し、九回には2本の二塁打でくらいついたが、追いつけなかった。

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