早田ひな「特攻資料館行きたい」発言で生じた中・韓の批判に「特攻や戦争を肯定する発言をしたか?」ネット反論

早田ひなは平和会館に行きたい理由を「生きているのと卓球ができているのが当たり前じゃないことを感じたい」と語った(写真・JMPA)

 

 パリ五輪卓球女子シングルスで銅、団体で銀メダルを獲得した早田ひな。8月13日の帰国時におこなわれた会見で、報道陣から「やりたいこと」を問われると「(福岡の)アンパンマンミュージアム。 あとは鹿児島の特攻資料館(知覧特攻平和会館)に行きたいです。生きていること、卓球ができているのは当たり前じゃないのを感じたいからです」と答えた。

 

 早田としては戦争や特攻を支持したわけではなく、平和に生活を送れ、卓球が当たり前のようにできることの意味を考えたかったのだろう。

 

 

 この回答は多くの支持を得た。特攻資料館の関係者たちは「ぜひ来てほしい」と声をそろえ、X上では《彼女が競技生活を通じて感じた感謝の気持ちが伝わる》などと称賛の声が集まった。

 

 ところが、早田の発言に反発した人たちがいる。パリ五輪で早田と堂々と戦い、早田に中国版SNS「ウェイボー」の使用を薦めた中国人選手が、早田のフォローを外したことを複数の中国メディアが報道。また、ともに3位の座を争った韓国人選手とは試合後に熱い抱擁を交わし、両国のファンからも声援が送られたが、韓国のネット上では早田の発言に対する批判が沸き起こっているという。

 

 彼らにしてみれば、早田が「特攻隊を美化している」と映ったのだろう。しかし、今度は日本のファンがXで反論した。

 

《戦争を美化した訳でも特攻隊を賞賛した訳でもないのに何が問題なんだ???》

 

《早田さんは戦争や特攻、生かされた現代人について学びたいんだ。一つでも特攻やら戦争を肯定する発言をしたか?》

 

《この手の話になると感情的になるから永遠に相容れない。結局、上辺だけの関係で根っこには強い反日感情があるし国の関係も人間関係もビジネスも壊れるときはもろくて突然》

 

 早田の発言の意図をきちんと理解すれば、中国でも韓国でもこんな反応が起こるはずはないのだが……。歴史問題における両国との溝は永遠に埋まらないのだろうか。

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