「世間に謝った訳でもない」武井壮、宮田笙子選手の処分に「当然」と豪語も…思い出されるフェンシング会長時代の“激甘対応”
飲酒・喫煙によりパリ五輪の出場を辞退した体操女子日本代表・宮田笙子選手。
日本体操協会の行動規範では、日本代表チームとしての活動の場において、20歳以上であっても原則的に飲酒や喫煙は禁止と定められている。やむを得ない処分とはいえ、まだ10代のスター選手の将来を考慮すれば「厳しすぎる」という擁護の声もあり、賛否は真っ二つに分かれている状況となっている。
そんななか、この問題に新たな一石を投じたのがタレントの武井壮だ。7月22日、『バラいろダンディ』(TOKYO MX)に生出演し、宮田の処遇について持論を述べた。
「武井さんとしては、宮田本人より、謝罪会見すら開かない指導者たちに相当腹を据えかねていたようです。まず『監督不行き届き以外の何物でもない!』と強い口調で指摘。
さらに、『多大なる国の予算や強化費を使って、ナショナルトレーニングセンターで合宿や遠征を行う選手がそんなルールすら守れなかったら、当然外される。僕はそれでいいと思っている』と処遇の妥当性について言及した上で、『10代の選手を預かりながら飲酒喫煙を許したコーチ陣こそ責任をとるべきだし、しっかり管理しましょうよ』と苦言を呈していました」(スポーツ紙記者)
武井の意見は大いに共感を呼び、この件を報じたYahoo!ニュースには賛同の声が相次いで寄せられた。
《他のどの方々のコメントよりも端的で説得力あります。言葉以上に重いです》
《武井は嫌いだけど本当にその通りだと思います。 オリンピック選手になるまでにどれだけの費用が使われたのか、どれだけの多くの方達が動いていたのか。 「たかが飲酒、タバコ」 ではなく法律やルールを守らなかったのが悪いんです》
《至極当然なコメント。野口健の登山家らしい上から目線の擁護発言とは違うな。 まず責められるべきは順天堂大学の体操部の管理体制だ》
いっぽうで武井といえば思い出されるのが、かつて自身がフェンシング協会会長を務めていた当時に露見した、同競技日本代表の“沖縄合宿”だ。
「2022年6月29日の『文春オンライン』で、フェンシング・エペの日本代表チームが、日本オリンピック委員会(JOC)の助成金から補助を受ける予定があった沖縄合宿で、当初予定とは異なる“観光レジャー”に興じていた、という内容が報じられました。記事では、代表選手たちがバナナボートに乗ったり、男性選手に女性コーチが水着姿でサンオイルを塗ったりしている様子などが写真付きで掲載され、“バカンス合宿”と揶揄されることになりました」(前出・スポーツ紙記者)
当時、武井はこの報道の前日、自身のSNSに《ふう、さすがにもう守りきれん。。》と、本件を示唆したと思われる意味深なつぶやきを投稿している。
「合宿内容については問題がなかったとしたものの、家族同伴など不適切とされる事象も認められたことから、日本オリンピック委員会(JOC)や日本スポーツ振興センター(JSC)の助成申請は見送り。ただし、フェンシング協会としては、一連の件で選手たちへの処分はしないという“寛大”な結論に留まりました」(前同)
本誌も、フェンシング日本代表によるもうひとつの“バカンス合宿”を報じている。こちらは東京五輪の直前である2021年4月13~19日に行われたフェンシング「女子フルーレ」日本代表チームの合宿で、このときも場所は沖縄だった。当時は太田雄貴氏が会長を務めていた。
本誌が報じた合宿は、武井にとって「就任前の出来事」ではあるものの、Xでは“バカンス合宿”を持ち出し、皮肉る声も見られた。
《フェンシング協会の会長とかもやってたし、競技団体側の人間が寛容な立場は取れないわなぁ武井壮》
《(宮田の処分について)言ってる事は至極当然だが 武井壮 監督下のフェンシングも ふしだらなシモ騒ぎで 世間は賑わしていた 多くは語らなかったし そこまではいいよというくらい 世間に謝った訳でもない》
《武井壮とかいう、強化費でレジャーに勤しんでいたフェンシング選手を意味不明な理屈で擁護していた元日本フェンシング協会会長なんて信用したらダメですよ》
“監督不行き届き”のそしりも免れない“激甘処分”を忘れていない人は多いようだ。
07/24 08:55
Smart FLASH