「論点ずれすぎ」喫煙で代表辞退の宮田選手に「駐車違反やスピード違反でも?」野口健氏の意見にツッコミ殺到
7月26日に開幕を控えたパリ五輪の体操女子・日本代表の宮田笙子選手に、喫煙と飲酒行為が発覚した。7月19日に宮田選手が「事実」と認め、代表を辞退。大きな衝撃をもって受け止められている。
19歳での喫煙と飲酒……。規則違反なのは間違いないが、果たして五輪出場辞退が正しい“処分”なのか。多くの著名人がこの問題に言及するなか、
《「法律違反したら代表選手から外される」という事ならば車などの駐車違反やスピード違反でも外されるのだろうか。1キロオーバーしても取り消しか?》
と、少し違う角度から疑問を投げかけたのが、アルピニストの野口健氏だ。野口氏はさらに、
《それはそうと成人してもタバコ、酒がダメなままなのが理解できない。成人を18歳に引き下げた時に見直すべきだったのでは》
と問題提起。その8分後には新たに
《僕の勝手な解釈ですが、成人になるという事は心身ともに大人の仲間入りなのだと。成人になっても「アルコールとタバコがダメ」って意味わからない。海外では18歳からアルコールが合法の国も。タバコしかり》
と投稿した。民法改正によって、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたにもかかわらず、20歳未満の喫煙と飲酒が禁止されている点に納得がいっていない様子を見せた。
このポストは822万回のインプレッションを記録し、大きな注目を集めているが、コメント欄には、
《いや、普通にダメでしょ。スピード1キロオーバーと同じわけない。代表選手という立場を理解していないと思ってしまう》
《論点ずれすぎてません??年齢ではなく、行動規範で喫煙と飲酒は禁止されてます》
《10年以上前からスポーツの現場では厳罰対象です 20歳未満の飲酒が発覚した場合個人の責任だけで無く全体の責任と重く捉え部活動停止などの措置がとられます》
と、野口氏の意見に同調する声はあまりあがっていない。ほかにも、
《違うよ、オリンピックが1988年以降受動喫煙を理由に煙草のスポンサーを排除したという事実があるので、飲酒には緩いけど、喫煙には断固とした対応をとるべきという風潮があるからだよ》
といった意見も寄せられた。
「そもそも日本代表選手の行動規範には、『日本代表チームとしての活動の場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する ※2016年度から数年かけて段階的に全面禁止とする』と明記されており、20歳以上であっても、代表チームとしての活動期間中の喫煙、飲酒は基本的に禁止されています。
つまり、今の日本社会では、“喫煙”という行為自体が、日本代表選手にふさわしくないとされているわけです。“20歳未満だから”という問題ではないということですね」(スポーツライター)
目まぐるしい時代の変化だ。
07/20 07:15
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