サッカー日本代表・佐野海舟「性的暴行」容疑で逮捕の裏側…出会いを生んだ“闇アプリ”伊東純也との“決定的な差”

性的暴行の疑いで逮捕された佐野容疑者(写真・共同通信)

 

 7月17日朝、サッカー日本代表の佐野海舟容疑者ら男3人が、30代の女性に対する性的暴行の疑いで、警視庁に逮捕されたと報じられた。

 

 事件現場となったのは、東京都文京区・湯島にあるラブホテルでの飲み会だった。

 

「犯行現場となったラブホテルにはパーティルームがあり、複数利用も可能な、一見はラブホテルと思えないような施設だったようです。佐野容疑者と知人の20代男性2人は、女性2人と一緒に六本木で食事をし、その帰りにこのラブホテルに寄ったそうです。女性2人は互いに面識がなかったようです。

 

 

 被害者の女性は、もうひとりの女性が帰宅したあと、午前4時くらいに襲われたと話しています。女性はホテルを出てすぐに110番通報し、巡回中の警察官が駆けつけました。現場近くにいた佐野容疑者に任意同行を求め、警察署で事情聴取後の同日夜に逮捕されています」(社会部記者)

 

 そもそも、どんな集まりだったのか。関係者は「ある“闇アプリ”が関係しているのではないか」と語る。

 

「途中で帰宅した女性と、佐野容疑者と一緒に逮捕された男は、以前から知人だったとのことです。ただ、その知人関係というものが“闇アプリ”を通じてできたものだと聞いています。“ギャラ飲みアプリ”と呼ばれ、利用する男性は女性にお金を払うことで、食事会や飲み会に呼ぶことができるというもの。女性には、30分ごとに“ギャラ”が発生します。もちろん“パパ活アプリ”などとは違い、基本的にはその場を盛り上げるための接待のためもので、肉体関係はいっさい前提としていません。今回の事件の発端となった5人の集まりは、どのように企画されたものなのかは現在、捜査を進めています。複数人で利用できるパーティルームつきのラブホテルは都内にも数が少なく、計画性があったのではないかという疑いも考えられます」(関係者)

 

 さらに、事件を取材する社会部記者はこう語る。

 

「佐野容疑者らを逮捕した警視庁本富士警察署は、今回の事件にかなりの自信を持っているようです。捜査では佐野容疑者の“常習性”すら調べているそうです。捜査担当者はかなり“深刻な事案”だととらえていると見て、間違いありません」

 

 サッカー日本代表の“性加害トラブル”といえば、伊東純也を思い起こさせるが、今回の事件は、伊東のケースと決定的な差があるという。

 

「伊東の件は、そもそも女性が被害を訴えるまで、相当な時間が経っています。その間にも、被害を訴える女性は伊東の元マネジメント担当者にコンタクトを取るなど、不可思議な行動がありました。また、当日の衣服の様子を収めた動画と女性の証言が食い違ったり、女性が所属事務所の社長に送ったLINEが“積極的”なものだったりと、伊東側は複数の証拠を提出して、女性側を虚偽告訴で訴えていますからね。

 

 一方、佐野容疑者のケースでは、女性の証言に著しく不信な点があれば、さすがに当日、すぐに逮捕することはないはずです。任意同行後、警察署での事情聴取で、かなり核心的なことを本人が話したのでしょう」(同前)

 

 事件の早期解明を望むばかりだーー。

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