「要らぬ憶測を」性的暴行逮捕のサッカー日本代表、弟の五輪見送り「先週の段階」判明も“最悪の発表タイミング”に

パリ五輪の不出場が決まった佐野航大(写真・ANP Photo/アフロ)

 

 7月18日、日本サッカー協会(JFA)は23歳以下の選手を中心に編成される、パリ五輪のサッカー日本代表のバックアップメンバーに選ばれていた佐野航大の招集見送りを発表した。

 

 オランダ1部・NECナイメヘンに所属する佐野は、JFAと所属クラブと協議の結果、招集を見送られたというが、この発表がある悲劇を生んでいた。

 

 

 佐野の兄は7月14日に警視庁に不同意性交罪の容疑で逮捕された、ドイツ1部リーグ・マインツ所属の佐野海舟容疑者。

 

 7月18日朝の報道によって、海舟容疑者の逮捕事実は、広く知れ渡っていた。

 

「そのため、佐野の招集見送りにも『兄の逮捕が関係しているのでは』と憶測を読んだんです。実際に大手スポーツ紙でも、佐野がバックアップメンバーから外れることをSNSなどで“速報”扱いで配信していました」(スポーツライター)

 

 しかし、サッカー専門誌「ゲキサカ」が7月18日に掲載した記事によると、JFAの山本昌邦ナショナルチームダイレクターが取材に応じ、「先週の段階でNEC側からチーム事情を理由に招集見送りが伝えられた」のだという。

 

 つまり、海舟容疑者の逮捕は関係なく、佐野の招集見送りは前々から決まっていたものだったようだ。

 

 この発表のタイミングに対して、X上で佐野への同情の声が多くあがっている。

 

《佐野航大は何も悪くないとはいえ、あまりにもタイミングが悪かったと思う》

 

《タイミングが絶妙過ぎて要らぬ憶測を招いてしまっている》

 

《佐野航大はタイミングが最悪すぎた感じかな。収集見送りは、ある程度前から決まってた話だと思う》

 

 前出のスポーツライターはこう話す。

 

「実際に逮捕に関係なく、佐野の招集見送りは前々から決まっていたのでしょう。所属クラブの公式Xが日本時間の7月18日夕方に投稿した写真では、練習場に到着したと思われる佐野が自転車に乗って、笑顔でピースしているんです。あまりにも元気な姿に、佐野を応援する声が非常に多くあがっていますね」

 

 誰にも邪魔されず、自らのサッカー人生を歩んでほしい。

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