「リーガの笑い」レアル・マドリード監督が不可解な判定に激怒。ゴール直前のタイムアップに「競争を台無しにするつもり」

【写真:Getty Images】

 ラ・リーガ第27節、バレンシア対レアル・マドリードが現地時間2日に行われ、2-2のドローに終わっている。レアルは後半アディショナルタイムにジュード・ベリンガムが劇的な逆転弾を決めたように思われたが、その直前に試合終了の笛が鳴ったことで幻に。この判定がスペイン国内で物議を醸している。スペインメディア『AS』が報じている。

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 27分、30分と立て続けに失点したものの、レアルは前半終了間際にFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールで1点を返すと、76分にもヴィニシウスがMFブラヒム・ディアスからのクロスにあわせて同点弾を決める。そして、試合終了間際にはディアスからのクロスにベリンガムが頭で合わせて逆転弾を決めたかのように思えた。しかし、クロスを上げた瞬間に主審が試合終了の笛を吹いていたのでゴールは無効となる。

 この判定にレアルの選手たちは猛抗議をすると、得点を取り消されたベリンガムの抗議はいき過ぎてしまったのかレッドカードを提示されてしまった。同メディアは「異例、前代未聞、恥ずかしい」と、主審の判断を猛批判した上で、試合後のカルロ・アンチェロッティ監督のコメントを紹介している。

「ベリンガムのゴールはスコアボードに載るべきだった。主審はロッカールームのトンネルに向かって腕を向けて終了のホイッスルを吹いたが、こんな事態が起きたのは初めてだ。この判定はリーガの笑いの種だ」

 また、アンチェロッティ監督は、「何が起こったのかはまだ理解できていない」と言葉を続け、「彼らはスペインの競争を台無しにするつもりだ。誰が先にベリンガムを退場にするか、審判の間で歓声が上がっていたのだろう」と、不可解な判定を下した審判に対する不満のコメントを残している。

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