「大きな可能性があるのに…」久保建英とエース頼み?ソシエダはドロー多発。米紙は力を発揮できていないと指摘

【写真:Getty Images】

 レアル・ソシエダは日本代表MF久保建英をはじめとして多彩な才能を揃えている。しかし、チームは引き分けが多く、ラ・リーガ第26節が終了した時点で7位だ。米経済誌『フォーブス』が、ソシエダを分析し、このチームには大きな可能性がありながら、その力を発揮できていないとの見解を示している。

 久保は今季公式戦31試合に出場して7得点4アシストを記録し、アジアカップに臨む日本代表に招集された期間を除けば、ほぼフル稼働でソシエダの試合に出ていた。その一方で、ソシエダのエースでもあるミケル・オヤルサバルは大腿二頭筋の怪我で離脱し、直近の3試合を欠場している。そのような状況でも、ソシエダの中でリーグ戦のゴールランキング首位は8ゴールのオヤルサバルだ。次いで7ゴールの久保が2位となっており、両選手の活躍に頼っている状況となっている。

 同紙はタイトルに「ソシエダはリーガ・エスパニョーラで最もフラストレーションの溜まるチーム」とつけ、「財政的に言えば、今シーズンの選手に使える予算はレアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、セビージャ、ビジャレアルなどに次いで6位で、1億2500万ユーロである。それをフィールドでの実力に換算すると、ソシエダは6位前後になるはずだ」と指摘。それを踏まえ「もっと広く言えば、このチームには大きな可能性があるのに、その力を発揮できていないという感覚がある」と報じている。

 そして、久保については「久保は見る者を魅了し、彼の小刻みな動きと、適切なパスやシュートを探し求める心の動きは見ていて楽しい。しかし、現在選べるオプションの中で、リーグ戦で7ゴール決めている彼が、ソシエダのトップスコアラーであることが気がかりだ」と伝えた。なお、オヤルサバルは現地時間27日に行われたコパ・デル・レイ準決勝2ndレグのマジョルカ戦で復帰している。

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