マンUは「戦術的なマンネリにハマっている」。専門メディア報道「テン・ハフの姿勢は危険」

【写真:Getty Images】

 プレミアリーグ第26節が現地時間24日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはホームにフラムを迎えた。ユナイテッドはこの試合に2-1で敗れ、今年に入って初の黒星を喫している。この結果を受け、スポーツ専門メディア『The Athletic』が26日に指揮官であるエリック・テン・ハフの采配について報じた。

 同メディアはこの試合について、「英国サッカー界で最も予想しやすい試合のひとつになるはずだった」と伝えながら、ユナイテッドの敗因を分析している。その上で、テン・ハフ監督とフラムの指揮官であるマルコ・シウバの采配を比較した。

 フラムに所属するポルトガル代表MFジョアン・パリーニャは、前節アストン・ビラ戦でイエローカードを受け、ユナイテッド戦はカードの累積により出場停止処分を受けていた。同メディアによると、「シウバ監督はパリーニャの不在によりフラムにどのような弱点が生じるかを認識し、その影響を最小限に抑え、残りの先発メンバーの能力を最大限活かす方法を見つけることに努めた」という。

 一方でテン・ハフ監督は、フラムの指揮官のように柔軟ではなかったようだ。『The Athletic』は同氏の采配について以下のように伝えている。

リサンドロ・マルティネスルーク・ショー、ラスムス・ホイルンドの負傷によりテン・ハフ監督の選択肢は限られたが、トランジション重視のプレースタイルにこだわり続ける彼の姿勢は危険を招いている」

「プランBの育成よりもプランAの洗練を優先した指揮官は彼が初めてではないが、ユナイテッドには彼が望むレベルのプレーを遂行できる人材が少なすぎる」

 ユナイテッドは28日にFAカップ5回戦を挟み、3月3日にはマンチェスター・シティとのダービーを控えている。ここ2か月は好調が伝えられてきただけに、現在リーグ6位のチームが踏み止まれるかに注目が集まる。『The Athletic』は、ユナイテッドが「戦術的なマンネリにハマっている。何かを変えなければならない」と指摘した。

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