ローマ、16年ぶりリーグ戦4連敗で15位低迷…今季すでに2度の監督交代も苦戦が続く
セリエAで過去3度の優勝を誇る名門ローマが危機に瀕している。
セリエA第14節が現地時間12月2日に行われ、ローマは本拠地『スタディオ・オリンピコ』にアタランタを迎えた。一進一退の攻防が続くなか、69分にマルテン・デ・ローンの放ったシュートがメーメト・ゼキ・チェリクの背中に当たってゴールイン。89分にはCKから古巣対戦のニコロ・ザニオーロに追加点を献上し、0-2で敗れた。
今シーズンは開幕直後から苦しい戦いが続いている。セリエA最初の4試合を3分1敗で終えると、9月にダニエレ・デ・ロッシ前監督を解任し、イヴァン・ユリッチ前監督を招へいした。しかし、“ロマニスタ”の大反発を招いたレジェンド解任による効果は薄く、その後も低調なパフォーマンスに終始。第12節終了後にはシーズン2度目の指揮官交代を決断し、“修理屋”の異名を取るクラウディオ・ラニエリ氏を新監督として迎えた。
前節はナポリ、今節はアタランタに完封負けを喫したことで、連敗スタートとなったラニエリ体制。前体制を含めると現在はリーグ戦4連敗中だが、『BeINスポーツ』などによると、これは2008年以来実に16年ぶりの出来事だという。なお、ローマは開幕後の14試合で早くも7敗を喫しており、セリエB降格圏内の18位コモとわずか「2」ポイント差の15位に沈んでいる。
年明けまでにレッチェ、コモ、パルマ・カルチョ、ミランとのリーグ戦や、ヨーロッパリーグ(EL)のブラガ戦、コッパ・イタリアのサンプドリア戦を控えているローマ。この6試合で復調のきっかけを掴み、少しでも良い形で新年を迎えたいところだ。
【ハイライト動画】ローマがアタランタに敗れて4連敗
12/03 10:51
サッカーキング