スペイン代表で負傷も…ソシエダ指揮官、MFスビメンディの“バスク・ダービー”出場を強調「週末にはピッチにいる」

マルティン・スビメンディ

 レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、主力選手の状態について明かした。20日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 2024年最後となる代表ウィークが終わり、今週末から各国リーグ戦が再開される中、複数選手がケガを抱えているレアル・ソシエダ。MFマルティン・スビメンディが股関節の違和感によりスペイン代表から離脱した他、アイスランド代表に招集されていたFWオーリ・オスカルソンも、19日のウェールズ戦で左足を痛めて負傷交代を強いられた。また、CBイゴール・スベルディアは右坐骨の不快感を訴えており、18日のトレーニングを欠席。21日にコパ・デル・レイ(国王杯)・1回戦延期分のホベ・エスパニョール戦を、そして24日にはアスレティック・ビルバオとの“バスク・ダービー”を控えているが、チームには懸念材料が多く残っている。

 ただ20日、会見に出席したイマノル・アルグアシル監督は「マルティンとイゴールは、とても良い感触であり、週末には必ずピッチにいるだろう」と強調。一方で、「(アルセン・)ザハリャンは、わずかな過負荷により(ホベ・エスパニョール戦に)呼ぶことはできなかった。オスカルソンについては、我々は待つつもりだけど、本人からはヒラメ筋を痛めた可能性があると聞いている。その場合は回復が難しく、とてもリスクもあるんだ。彼が戻ってきてから、適切な検査を実施するが、週末には間に合わないという考えでいる」と前述したオスカルソンに加え、ケガからの復帰が近づいていたザハリャンの状態も、芳しくないことを明らかにした。

 なお、21日のホベ・エスパニョール戦に関しては、レアル・ソシエダ側が日程変更を要請したものの、スペインサッカー連盟に認められず。その結果、MF久保建英を始めとする代表組を招集することも厳しく、またアスレティック・ビルバオとの“大一番”を中2日で戦うことになったが、同指揮官は「まったく違うというのが正直なところだけど、我々は中3日ごとにプレーすることに適応してきた」としつつ、「これまでだって、負傷者や離脱者が続出したことがあった…。ベストとは言えないのは明らか。ただそれはそれとして、我々がやらなければならないのは、ラ・レアルを代表し、このラウンドを突破することなんだ。誰もがそれを望んでいる」と語っている。

 下位カテゴリーのクラブが相手とはいえ、油断すれば大金星を献上しかねないのがトーナメントの怖いところ。しっかりと2回戦進出を決め、“バスク・ダービー”に向けて弾みをつけられるだろうか。

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