ペップではなくモウリーニョに? アルテタ監督の行く末に心配の声「誰も想像していなかったけど…」

アーセナル

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督の行く末に心配の声が上がっている。27日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第9節が27日に行われ、アーセナルはホームでリヴァプールと対戦。9分にブカヨ・サカが先制点を決めたものの、18分に同点弾を許すと、43分にはミケル・メリーノが追加点を挙げたが、81分に再び同点に追いつかれ、2-2のドローに終わった。

 この結果を受け、元アイルランド代表MFロイ・キーン氏は試合後、「アーセナルのメンタリティが心配になってきた」と優勝を狙っているチームの戦い方ができていないことを指摘した。

「彼らはリードを奪っても、3点目を狙うのではなく、後ろに下がってしまう。それにより、リヴァプールは望めば奪える位置にいた。私はただ彼らの信念を心配している。本当にマンチェスター・シティに挑戦できるという信念を持っているのだろうか?」

「アーセナルのメディカルチームのことも本当に心配している。アーセナルの選手はタックルされる度に倒れ、転げ回る。時間を稼ごうとしていた。試合を終わらせようというのはわかるが、ホームチームだ。主導権を握らなければならない。2-1でリードもしていた。ファンは応援している。ファンたちは彼らを勝利に導こうと全力を尽くしていたのにね」

 また、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏も「私は長い間このことを考えていたが、アーセナルを見る上で興味深いのは、ミケル・アルテタがペップ・グアルディオラと仕事をしていたので、彼はペップ・グアルディオラの弟子だと思っていた」と語りながら、アルテタ監督が恩師グアルディオラ監督ではなく、ジョゼ・モウリーニョ監督の後を追っているように感じていることを明かした。

「しかし、直近15年で最も成功した監督の2人について考えてみると、ペップ・グアルディオラの他にジョゼ・モウリーニョがいる。そして、ミケル・アルテタはゆっくりとジョゼ・モウリーニョのような監督に変貌しつつある。誰もそんなことが起きるとは想像していなかった。しかし、今日彼らは後半、後ろに下がっていた」

「これは批判ではなく、チームとしてアーセナルの立ち位置についての観察だ。もしかしたら、アルテタは攻撃的な選手たちを見て、マンチェスター・シティほど優れていなく、守備で最高のチームになってリーグを勝たなければならないと考えているのかもしれない。昨シーズンはそうだったし、今もおそらくそうだ」

「しかし、アーセナルが素晴らしいフットボールをし、彼はペップ・グアルディオラのような男だという考えは間違っている。今日交代した選手たちを見ればわかる。試合前には誰が調子が良くて、誰がそうではないかすら秘密にしていた。これはすべてジョゼ・モウリーニョのやり方だ」

【ハイライト動画】アーセナルvsリヴァプール

ジャンルで探す