ソシエダ、オサスナに屈してリーグ戦5試合ぶりの敗戦…後半頭から投入の久保建英は抜群の存在感

久保建英

 ラ・リーガ第11節が27日に行われ、レアル・ソシエダとオサスナが対戦した。

 ここまで10試合を消化したリーグ戦で3勝3分4敗を記録し、勝ち点「12」の暫定12位につけているレアル・ソシエダ。今シーズンは開幕から不振に陥っていた同クラブだったが、現在は公式戦2連勝中と復調の兆しを見せている。対するは、直近2試合未勝利の暫定9位オサスナ。今季3点目を狙う日本代表MF久保建英はサブスタートとなっている。

 試合は、23分にアウェイのオサスナがスコアを動かす。右サイドでコーナーキックを獲得し、ブライアン・サラゴサがショートパスを選択。ホン・モンカヨラのリターンからダイレクトでクロスを送ると、ルーカス・トロが頭で合わせて先制点を挙げた。

 さらに34分、自陣深くでレアル・ソシエダからボールを奪い、素早く前線に繋いでカウンターへ移行。ブサラゴサがスピードに乗ったドリブルで持ち運び、マークを引きつけながらアンテ・ブディミルにラストパスを出す。トラップから狙い澄ましたシュートを放つと、ボールはゴールに吸い込まれてオサスナがリードを広げた。

 すると、レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシルは後半頭から久保を投入。攻撃陣のテコ入れを行なって反撃を試みる。46分には交代直後の久保がチャンスを演出。中盤でボールを持つとそのままドリブルで持ち運び、自らバイタルエリアまで侵入してシュートを放つ。48分には右サイド深くから久保がクロスを送り、ゴール前に飛び込んできたマルティン・スビメンディが頭で合わせたものの、GKセルヒオ・エレーラにキャッチされてしまった。

 58分にはレアル・ソシエダが敵陣右サイドでフリーキックを獲得し、倒されたブライス・メンデスが素早くリスタート。パスを受けた久保が得意のカットインからシュートを放つが、GKセルヒオ・エレーラが左手一本でビッグセーブ。得点には至らなかったものの、明らかにレアル・ソシエダのリズムが変化し始める。
 
 しかし、最後までゴールは生まれず2-0のまま試合は終了。オサスナが今季初のアウェイ白星を手にした一方、レアル・ソシエダはリーグ戦5試合ぶりの敗戦を喫した。次節、レアル・ソシエダは来月3日にアウェイでセビージャと対戦。オサスナは来月2日にホームでバジャドリードと対戦する。

【スコア】
レアル・ソシエダ 0-2 オサスナ

【得点者】
0-1 23分 ルーカス・トロ(オサスナ)
0-2 34分 ブライアン・サラゴサ(オサスナ)

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