主将オヤルサバルが待望の今季初ゴールでソシエダ3勝目! 久保建英は65分から途中出場

ミケル・オヤルサバル

 ラ・リーガ第10節が19日に行われ、ジローナとレアル・ソシエダが対戦した。

 今夏にロビン・ル・ノルマンミケル・メリーノの主軸2人が退団し、複数の主力選手が負傷離脱を余儀なくされたソシエダ。日本代表MF久保建英はここまで2ゴールと存在感を示しているものの、チームはラ・リーガで15位に低迷するなど苦戦が続いている。公式戦3試合ぶりの白星を目指す今節の対戦相手はジローナ。昨シーズンは3位と躍進したものの、今シーズンは3勝3分3敗の11位に留まっている。久保は4試合ぶりにベンチスタートとなり、右サイドにはミケル・オヤルサバルが入った。

 前半は両チームともにゴールに迫る場面を作る。ホームのジローナは15分にアルノー・ダンジュマがドリブルで局面を打開してミドルシュートするもGKの正面へ。対するアウェイのソシエダも、29分にクロスからオヤルサバルがヘディングシュート。30分には最終ラインの背後へ抜け出したオーリ・オスカールソンがペナルティエリア内からシュートを放つなど決定機を迎えるが、なかなか得点を奪えない。

 それでも43分にソシエダが試合を動かす。オヤルサバルが左サイドのアンデル・バレネチェアに展開すると、バレネチェアはドリブルから絶好のクロスを供給。後ろから走り込んだオヤルサバルがダイビングヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らした。オヤルサバルの待望の今季初ゴールで、ソシエダが先制に成功する。前半はこのまま1-0で終了し、ハーフタイムに突入した。

 後半に入り、ジローナがゴール前まで迫る回数を増やすが、ソシエダはGKアレックス・レミロの好セーブにも助けられ、失点を免れる。65分にはオスカールソンとの交代で久保を投入。右サイドに入った久保は、1点リードした状況ということもあり、リスクの少ないプレーを選択する場面が多かったが、78分には鋭いドリブルで単独突破し、存在感を放った。

 その後も1点を追いかけるジローナがゴールに迫る展開になった。すると88分、ソシエダにアクシデントが起こる。ハイボールのキャッチを試みたレミロが着地の際に膝を抑えて倒れ込む。最後までプレーを続行したものの、足を気にしながらのプレーになった。

 それでも試合はこのまま1-0で終了。ソシエダがジローナを下して、ラ・リーガ今季3勝目を飾った。

 次節、ジローナは26日にアウェイでラス・パルマスと、レアル・ソシエダは27日にホームでオサスナと対戦する。

【スコア】
ジローナ 0-1 レアル・ソシエダ

【得点者】
0-1 44分 ミケル・オヤルサバルレアル・ソシエダ

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