PSG、今季初の“ル・クラスィク”で3-0完勝! 退場者を出したマルセイユを寄せ付けずに勝利

パリ・サンジェルマン

 リーグ・アン第9節が27日に行われ、マルセイユとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。

 フランスの名門クラブ同士によるダービー“ル・クラスィク”が今シーズン初開催。ここまで8試合を消化したリーグ戦で無敗を維持しながら首位に立つPSGが、3位マルセイユ撃破に向けて敵地『スタッド・ヴェロドローム』へと乗り込む。先にキックオフを迎えた2位モナコが敗れたため、順位が接している両者はともに勝利が必須。“首都パリ”と、“南部の大都市マルセイユ”による激闘の火蓋が切って落とされた。

 試合は、立ち上がりの7分にPSGがスコアを動かす。自陣深くでパスを繋ぎながらヌーノ・メンデスが左サイドでボールを受けると、一気にドリブルを開始して攻撃がスピードアップ。ブラッドリー・バルコラにボールを預けて内側のスペースを駆け上がり、リターンパスをダイレクトでゴール前に折り返す。クロスはGKに弾かれたものの、ジョアン・ネヴィスがこぼれ球を押し込んで先制点を挙げた。

 そんななか、20分に大きなターニングポイントが訪れる。マルセイユGKヘロニモ・ルジが前線にフィードを送り、トラップを試みたアミーヌ・アリとパスカットを狙ったマルキーニョスが接触。主審はアリのプレーに対してレッドカードを提示し、マルセイユは10人での戦いを強いられることになった。

 すると、29分にPSGがポゼッションで相手を揺さぶり、右サイドで待つアクラフ・ハキミへとパスが展開される。GKとDFの間にアーリークロスを送ると、マルセイユのセンターバックを務めるレオナルド・バレルディが痛恨のミス。右足に当たったボールがゴールへ吸い込まれ、PSGがオウンゴールでリードを広げた、

 さらに39分、ハーフライン付近でボールを奪ったPSGのカウンターが炸裂。インターセプトしたイ・ガンインがウスマヌ・デンベレへパスを出し、そのまま細かいタッチのドリブルでボックス内に侵入する。右足で放ったシュートはGKに防がれるが、デンベレ自らセカンドボールを回収してゴール前に横パス。待ち受けていたバルコラが確実に決め切り、PSGが3点目をマークした。

 後半も数的優位に立ったPSGがゲームの主導権を掌握。しかし、複数の決定機を作りながら4点目を奪えない時間が続く。45分間で13本のシュートを放ったものの、スコアはそのまま3-0で終了。PSGが2位モナコとの勝ち点差を「3」に広げた。次節、マルセイユは来月3日にアウェイでナントと対戦。PSGは来月2日にホームでレンヌと対戦する。

【スコア】
マルセイユ 0-3 PSG

【得点者】
0-1 7分 ジョアン・ネヴィス(PSG)
0-2 29分 オウンゴール(PSG)
0-3 40分 ブラッドリー・バルコラ(PSG)

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