負傷者続出、サリバ出場停止で迎えるリヴァプール戦…注目が集まるアーセナルの布陣は?
21年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルだが、主力の多くを欠いた状態で序盤戦の大一番を迎えることとなってしまった。
アーセナルは現地時間27日に控えるプレミアリーグ第8節でリヴァプールを本拠地『エミレーツ・スタジアム』に迎える。ここまで5勝2分1敗で3位につけているアーセナルに対し、今夏にアルネ・スロット新監督を迎えたリヴァプールは7勝1敗で首位。アーセナルとしては優勝争いの“ライバル”となり得る首位チームとの直接対決ということだけでなく、前節ボーンマス戦に続く連敗を避ける意味でも大一番と言える試合だろう。
しかし、現在のチームはシーズン序盤戦ながら負傷者が続出している。先月から戦列を離れているノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアに加え、今月のインターナショナルウィークではイングランド代表FWブカヨ・サカも負傷。直近で行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節のシャフタール戦ではイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリが膝を捻って途中交代を余儀なくされた。
上記の3選手についてはリヴァプール戦の欠場が濃厚。さらに日本代表DF冨安健洋については戦列復帰の目処が立っておらず、前節ボーンマス戦でレッドカードを提示されたフランス代表DFウィリアン・サリバも出場停止となっている。
負傷と出場停止が重なり、多くの主力を欠いた状態で大一番を迎えることとなったアーセナル。こうした状況のなか、ミケル・アルテタ監督のスタメン選びには大きな注目が集まっている。24日のイギリス紙『ミラー』や同『イブニング・スタンダード』は現時点で考えられ得るリヴァプール戦のスタメンオプションを掲載。鍵を握るのはオランダ代表DFユリエン・ティンバーの状態、及びガーナ代表MFトーマス・パルティの起用法となりそうだ。
まず、前線についてはドイツ代表FWカイ・ハヴァーツとブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリ、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールの起用は確実と見られている。トロサールについて右ウイング(WG)、もしくは中盤の攻撃的ポジションでの起用が濃厚。ハヴァーツが中盤の攻撃的ポジションに入り、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが最前列に入る可能性もありそうだ。
最終ラインから中盤にかけては多くの選択肢が提示されている。センターバック(CB)にはイングランド人DFベン・ホワイトとブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスが入る見込み。負傷離脱中のティンバーが起用可能な場合には、左右どちらかのサイドバック(SB)で起用される可能性が高いという。また、昨シーズンから複数回に渡って試されているトーマスの右SB起用もオプションの一つとなりそうだ。一方で、ティンバーの出場が難しい場合、ポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルやウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ、イングランド人DFマイルズ・ルイス・スケリーがスタメン起用されることになるという。
中盤はトーマスの起用法によって並びや他の人選が変わる見込み。イングランド代表MFデクラン・ライスの出場は確実だが、中盤の低い位置でコンビを組むのがトーマスかイタリア代表MFジョルジーニョか、あるいはスペイン代表MFミケル・メリーノなのか。ここはティンバーの状態次第で人選や配置が変わることが予想される。
厳しい台所事情で首位リヴァプールを迎え撃つアーセナル。アルテタ監督の起用法に注目が集まる。
10/25 18:08
サッカーキング