クラブ＆クレ待望の瞬間！　フリック監督、MFガビの大ケガからの復帰に「信じられないぐらい素晴らしいこと」

　バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、MFガビの復帰について語った。20日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　ラ・マシアが輩出した“泥臭いファンタジスタ”が、ピッチに舞い戻ってきた。バルセロナは、20日に行われたラ・リーガ第10節でセビージャと対戦。すると、FWロベルト・レヴァンドフスキらのゴールで4点リードで迎えた83分、昨年11月に右膝前十字じん帯断裂の大ケガを負ったMFガビが348日ぶりに復帰。交代するMFペドリから腕章を託された他、本拠地『モンジュイック』に集まったクレからは万雷の拍手が送られた。出場時間は10分程度だったが、持ち味のアグレッシブなプレーで復活を印象付けている。

　ガビ投入後、両チームが1点ずつを奪い、試合は5－1でタイムアップ。連勝となったハンジ・フリック監督は「僕らにとって、すべての試合が重要なんだ。セビージャもそうだろう。勝って帰ってくることが一番大事。選手が輝いていた」と前置きしつつ、「ガビの復帰は、信じられないぐらい素晴らしいこと。ああいうファンのリアクションを見ると、鳥肌が立つよ。私が大好きな光景だった」と胸を打たれたことを明かした。

　また、選手本人が同試合に照準を合わせていたと語ったバルセロナ指揮官は「セビージャ戦が目標だったと思う。彼は5分間の出場を夢見てたけど、それが現実になったね。君たち、クレ、クラブ、選手たち…我々みんなが幸せ。彼はチームに大きな影響を与えた。インテンシティの高さはとても良く、それはまさにカビのプレースタイルだ」と上々の復帰戦になったと述べている。

　ガビの復帰に加え、開幕10試合で9勝とスタートダッシュに成功したバルセロナ。だが今週は、ミッドウィークにチャンピオンズリーグのバイエルン戦、26日にはレアル・マドリードとの“エル・クラシコ”を控えており、新生ブラウグラナの真価が問われる。

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