ユヴェントスが今季無敗を継続!…10人のラツィオに苦戦も終盤のOGが決勝点に
セリエA第8節が19日に行われ、ラツィオとユヴェントスが対戦した。
今夏にチアゴ・モッタ新監督を迎えたユヴェントスは7試合で勝ち点「13」を獲得し、ナポリとインテルに次ぐ3位につけている。しかし、ここまで4分と勝ち点を取りこぼす試合が目立っており、カリアリと対戦した前節も最終盤に追い付かれて1-1のドロー決着に終わった。今節はヨーロッパリーグ(EL)含めた公式戦で4連勝中と波に乗るラツィオと対戦。ドゥシャン・ヴラホヴィッチやケナン・ユルディズらが先発に名を連ね、2試合ぶりの白星を目指す。
序盤は拮抗した展開に。ボール保持率で上回るユヴェントスに対し、ラツィオはコンパクトな陣形を保ち続け大きなチャンスを与えない。しかし、22分に試合の流れを大きく左右するプレーが発生。自陣右サイドから丁寧にパスを繋いだユヴェントスは、インナーラップしたピエール・カルルがボックス手前でアレッシオ・ロマニョーリに倒される。VARが介入した結果、ロマニョーリのタックルは決定機阻止と判断され、一発レッドカードが提示された。
絶好の位置でFKを獲得したユヴェントスだったが、ヴラホヴィッチのシュートは枠の上へ。その後も数的優位を生かして構成を強めるも、スペースを埋めたラツィオの守備を崩し切ることができない。43分には左サイドをえぐったアンドレア・カンビアーゾの鋭いクロスにフェデリコ・ガッティが飛び込んだが、シュートは枠と捉えることができなかった。前半はこのままスコアレスで終了する。
流れを変えたいユヴェントスは54分に2枚替えを敢行し、ニコロ・ファジョーリとティモシー・ウェアをピッチに送り込む。すると57分、ケフレン・テュラムのシュートがディフレクトしたボールにボックス内のヴラホヴィッチが反応。倒れ込みながら右足を振ったが、シュートはクロスバーを直撃。その直後には右サイドに開いたウェアのクロスにドウグラス・ルイスが頭で合わせたが、これは惜しくも枠の左へ外れた。
ユヴェントスはその後も幅を使った攻撃で圧力を強めるが、ラツィオの粘り強い守備対応に苦戦し、最後の最後で崩し切れない展開が続く。それでも85分、左サイドの高い位置を取ったフアン・カバルがグラウンダーのクロスを送ると、処理を試みたマリオ・ヒラのクリアミスが直接ゴールマウスへ。ユヴェントスがオウンゴールで先制に成功した。
試合はこのまま1-0で終了し、ユヴェントスが今シーズンの公式戦における無敗を継続した。次節は27日に行われ、ユヴェントスはアウェイでインテルと、ラツィオはホームでジェノアと対戦する。
【スコア】
ユヴェントス 1-0 ラツィオ
【得点者】
1-0 マリオ・ヒラ(オウンゴール/ユヴェントス)
10/20 05:44
サッカーキング