アトレティコがリーグ戦無敗を継続!…グリーズマンが逆転弾、セルロートは開幕節以来の得点

アントワーヌ・グリーズマン

 ラ・リーガ第10節が20日に行われ、アトレティコ・マドリードとレガネスが対戦した。

 今夏に大型補強を敢行したアトレティコ・マドリードは、ここまで9試合を消化し4勝5分でリーグ戦無敗を維持。勝ち点を取りこぼす試合が目立っているものの、勝ち点「17」でバルセロナ、レアル・マドリードに次ぐ3位につけている。公式戦4試合ぶりの白星を目指す今節は昇格組レガネスを本拠地に迎える一戦。ディエゴ・シメオネ監督は、アントワーヌ・グリーズマンやコケ、アレクサンダー・セルロートらをスタメンに並べた。

 アトレティコ・マドリードは序盤から主導権を握り、比較的自由に動き回るグリーズマンにボールを集めてチャンスをうかがう。11分、コケのアーリークロスをニアサイドでグリーズマンがフリックし、ファーサイドのセルロートにボールが渡るも上手くミートすることができず。16分にはボックス右角付近でコケの縦パスを引き出したパブロ・バリオスが横へ流し、最後はアンヘル・コレアがシュートを放ったが、今度はレガネス守備陣のブロックに阻まれた。

 その後もアトレティコ・マドリードは敵陣内で細かくパスを繋ぎつつ、時折セルロートを狙ったシンプルなクロスを織り交ぜながら攻勢を強める。しかし、なかなか決定機を作れずにいるとレガネスに一瞬の隙を突かれる。34分、自陣左サイドでボールを失うと、複数人が絡んだパス交換からイヴァン・ネヨウにボックス内への侵入を許す。右足から放たれた強烈なシュートが、GKヤン・オブラクの手に触れることなくニアサイド上部に突き刺さった。

 1点ビハインドとなったアトレティコ・マドリードは圧力を強め、40分過ぎにかけてはコレアやロドリゴ・リケルメがフィニッシュに持ち込むもネットを揺らすことができず。前半はこのままレガネスの1点リードで終了した。

 後半開始と同時にサムエウ・リーノを投入したアトレティコ・マドリードは52分に決定機。敵陣バイタルエリアでボールを奪ったグリーズマンがドリブルで運び、ボックス内右へ走り込むコレアにラストパス。GKと1対1になったものの、シュートは枠の右へ外れる。57分にはジュリアーノ・シメオネ、フリアン・アルバレス、ロドリゴ・デ・パウルを投入。直後にJ・シメオネの低く鋭いクロスにリーノが合わせたが、惜しくも得点とはならなかった。

 69分、アトレティコ・マドリードは左から右への大きな展開からデ・パウル、J・シメオネと繋ぎ、高い位置を取っていたアクセル・ヴィツェルがボックス内右へ侵入。深い切り返しからラストパスを送ると、セルロートがダイレクトで流し込み試合を振り出しに戻した。77分にはリーノが左から上げたクロスにセルロートが競り合い、こぼれ球をデ・パウルがダイレクトボレーで狙ったが、シュートは相手DFにブロックされて枠の上へ外れる。

 攻勢を強めるアトレティコ・マドリードは81分、右サイドの敵陣深くに送られたボールをJ・シメオネがギリギリのところで残し、ゴール前にグラウンダーのクロスを供給。ニアサイドに走り込んだグリーズマンがコースを変えると、このボールがそのままネットに吸い込まれ逆転に成功した。90+10分にはアルバレスの突破からセルロートが2ゴール目を記録し2点差に。試合はこのまま終了し、アトレティコ・マドリードがリーグ戦無敗を継続している。

 次節は27日に行われ、アトレティコ・マドリードはアウェイでベティスと、レガネスはホームでセルタと対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 3-1 レガネス

【得点者】
0-1 34分 イヴァン・ネヨウ(レガネス
1-1 69分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)
2-1 81分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
3-1 90+10分 アレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)

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