両翼の“日本人コンビ”が大活躍! 中村敬斗の3戦連発&伊東純也の今季2点目でスタッド・ランスが勝利

スタッド・ランス

 リーグ・アン第6節が29日に行われ、アンジェとスタッド・ランスが対戦した。

 ここまで5試合を消化したリーグ戦で2勝2分1敗を記録し、勝ち点「8」を積み上げているスタッド・ランス。開幕戦のリール戦こそ0-2で敗れたものの、以降は4試合無敗と好調だ。敵地で迎えた今節も、MF伊東純也とMF中村敬斗の“日本代表コンビ”が両翼で先発。ここまで2分3敗と未勝利が続くアンジェからの白星奪取を狙う。

 試合の均衡が破れたのは9分、スタッド・ランスは自陣からフリーでボールを持ち出したセドリック・キプレが最終ライン裏のスペースへ浮き球のボールを送ると、左から斜めの動きで背後へ抜け出した中村が、胸トラップから右足でゴールネットを揺らす。見事なラインブレイクからシュート技術の高さを見せつけ、これで中村は3試合連続ゴールを記録した。

 中村が先制ゴールを記録してからおよそ15分後、右サイドの“先輩”もこの流れに続く。ウマル・ディアキテのポストプレーからボックス右へ侵入したアウレリオ・ブタが中央へ折り返すと、このボールは先にGKが触ったものの、セカンドボールに伊東が反応。見事なファーストタッチからニアサイドを射抜き、自身3試合ぶりとなるゴールを記録した。

 後半もスタッド・ランスがリズムを掴み、59分に伊東が右サイドでインターセプト。ディアキテを経由してヴァランタン・アタンガナが同サイドを抜け出す。ゴール前へと送られたクロスにヤヤ・フォファナが触れ、ディアキテが中村にパス。ボックス内でのカットインからコントロールショットを放つが、惜しくも枠の上に外れてしまった。

 左サイドで輝きを放った中村は、69分に交代でピッチを後に。73分には右サイドを抜け出した伊東がグラウンダーで決定的なクロスを送ったものの、飛び込んできたフォファナはわずかに触れられない。それでも79分、ママドゥ・ディアコンのシュートがGKに弾かれ、マーシャル・ムネツィが押し込み3点目をゲット。終盤には1点を返されたものの、試合は3-1でスタッド・ランスが勝利した。次節、アンジェは来月4日にアウェイでマルセイユと対戦。スタッド・ランスは来月6日にホームでモンペリエと対戦する。

【スコア】
アンジェ 1-3 スタッド・ランス

【得点者】
0-1 9分 中村敬斗(スタッド・ランス)
0-2 25分 伊東純也(スタッド・ランス)
0-3 79分 マーシャル・ムネツィ(スタッド・ランス)
1-3 84分 ジネディーヌ・フェルハト(アンジェ)

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