サウジ戦でもゴールをアシスト…セットプレーの手応え語る伊東純也「入るところと蹴るところを明確にしている」

伊東純也

 日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス/フランス)が14日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選・第4節オーストラリア代表戦に向けた最終調整を、試合会場となる埼玉スタジアム2002で実施。トレーニング終了後の取材に応じ、オーストラリア代表戦に向けた意気込みなどを語った。

 敵地で行われた直近のサウジアラビア代表戦では、途中出場からCKのキッカーを務め、チーム2点目となる小川航基のゴールをアシストした伊東。自身のコンディションについては「普通にいいです」と語り、セットプレーで得点を奪えていることについては、「入るところと蹴るところを明確にしているし、うまくできている。チームでも蹴っているので良いイメージで蹴れたかなと思います」と振り返り、狙い通りの形で得点を奪えていることを明かした。

 また、2009年の6月以降、9戦負けなしというオーストラリア代表との対戦に関しては、「最近負けていないので良いイメージでできるかなと思います」「そんなにやられるイメージはない」との印象を口にしつつ、「大きい選手がいるので、セットプレーなどは集中しないといけない」と気を引き締めた。

 指揮官交代後に迎えた中国戦では、日本と同様にウイングバックを置く3バックで勝利を収めたオーストラリア代表。同じようなシステムを採用してきた場合、対峙する選手との主導権争いが鍵を握ることになるが、「マンツーマンになったら、サイドでは明確に個の力が重要になるので、そこでは負けないかなというのはある。個人的にはやりやすいかなと思います」と、局面での主導権争いに対する自信を口にした。

 これまで主力としてチームを牽引してきた一方で、スタメンでは出場できていない現状については、「自分だけでなく試合に出たい人は多いと思いますし、ただ戦略的なこともある。チームとして戦っているので、そこはしょうがない」と主張。試合に出たい気持ちがある中で、「チームのためにできるのが今の代表」との見解も示し、どのような状況であってもチーム一丸となって戦えることが日本代表の強みであることを強調した。

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