パリ五輪で銀メダル獲得のセビージャCBの評価が上昇…リヴァプールはファン・ダイクの後継者として注視

ロイク・バデ

 セビージャに所属するCBロイク・バデに対して、リヴァプールなどの複数クラブが関心を寄せているようだ。13日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 2000年4月1日生まれのバデは現在24歳。パリ近郊のセーヴル出身のセンターバックは、ル・アーヴルでプロキャリアを始めた後、RCランスやレンヌを経て、2023年冬にセビージャにレンタル加入した。すると、最終ラインに安定感をもたらす存在としてすぐに主力につき、同シーズンのヨーロッパリーグ優勝の立役者に。昨夏に完全移籍に切り替わり、今シーズンもここまでのリーグ戦7試合に出場。また、今夏に行われたパリオリンピック2024のU-23フランス代表にオーバーエイジとして参加し、銀メダル獲得に貢献していた。

 そんな同選手は、今シーズン開幕以降にチーム内で最も市場価値が上昇した選手という。前述したU-23フランス代表に加え、目下活動中のフランス代表に追加招集を受け、フル代表デビューも近いこともあり、クラブ・選手情報サイト『transfermarkt』の市場価値では、1400万ユーロ(約23億円)から2000万ユーロ(約33億円)にまで変動したようだ。

 また、バデが評価を高めていることを裏付けることとして、欧州複数クラブが関心を寄せていることも挙げられる。『マルカ』は、ローマやシュトゥットガルトが、今夏に2000万ユーロ程度の金額で獲得を目指していたと指摘。さらに、リヴァプールはCBフィルジル・ファン・ダイクの後継者探しを進めており、スポルティングに所属するCBゴンサロ・イナシオとともに、同選手を注視していると併せて伝えている。

 バデは先月初旬にセビージャとの契約を2029年夏まで延長しているが、フランス期待のセンターバックを巡る移籍騒動はここから加熱するかもしれない。

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