バイエルンCEO、過密日程に対する選手の“ストライキ示唆”に苦言「我々を脅すのは間違っている」
バイエルンのヤン・クリスチャン・ドレーセンCEO(最高経営責任者)が、選手によるストライキの示唆について自身の見解を語った。10日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。
欧州サッカー連盟(UEFA)は今シーズンよりチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)、カンファレンスリーグ(ECL)のフォーマットを大幅に変更。出場枠の拡大やリーグフェーズ制への移行により、参加チームの出場数が増加した。また、32チームが出場するクラブワールドカップも来夏に予定されており、主要コンペティションに参加するクラブは、かつてない過密日程を強いられている。
9月にはマンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFロドリが過密日程について言及。ストライキの実施について問われると、「その方向に向かっていると思う」と述べつつ、「選手たちの一般的な意見だが、このままでは他に選択肢はない。本当に心配だ。苦しんでいるのは僕たちだ」と行動を起こす可能性を示唆していた。スケジュールに苦言を呈したロドリも、先月22日のアーセナル戦で右ひざのじん帯を損傷。今季は多くの選手に負傷が相次いでおり、各国の代表活動を辞退するプレーヤーが続出中だ。
そんななか、ドレーセンCEOが選手たちのストライキ示唆についてコメント。「収入面でトップにいる人たちがストライキで我々を脅すのは間違っている。そんなことを口にしない選手も他にたくさんいる」と批判を展開した。
一方で、「私たちのようなチームには16人から18人の代表選手がいて、さまざまな代表大会のために世界中を飛び回る。それは彼らが必要とする移動時間に関して、多くの深刻な問題を意味している」と発言。「彼らにとって仕事をすることは間違いなく大変なことであり、私たちは彼らの福利厚生に気を配らなければならない」とプレーヤー側に配慮する様子も見せている。
10/11 03:25
サッカーキング